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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

外陰がんの治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2017-01-26
    翻訳更新日 : 2017-04-17

Vulvar Cancer (PDQ®): Treatment PDQ Adult Treatment Editorial Board

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、外陰がんの治療について、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。


本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

外陰がん

外陰がんに関する一般情報

発生率および死亡率

外陰がんは米国において女性の生殖器系がんの約5%を占める。

米国において、2017年に推定される外陰がんの新規症例数および死亡数: [1]


  • 新規症例数:6,020。

  • 死亡数:1,150。

外陰部は膣のすぐ外側の領域で、恥丘、陰唇、陰核、バルトリン腺、会陰などで構成される。大陰唇は外陰がんが最も好発する部位であり、症例の約50%を占める。小陰唇は外陰がん症例の15%~20%を占める。陰核およびバルトリン腺に及ぶ頻度は低い。 [2] 約5%の症例では、多発性病変が認められる。外陰がんの約90%が扁平上皮がんである。 [3] この証拠の要約では、扁平上皮がんおよび外陰部上皮内腫瘍(VIN;腫瘍の一部は浸潤性扁平上皮がんの前駆体であると考えられる)を扱う。

予後

生存率は、鼠径リンパ節の病理学的状態および隣接臓器への転移を来しているかどうかにより異なる。原発腫瘍径は、予後の決定にはそれほど重要ではない。 [4] リンパ節転移を伴わない手術可能病変を有する患者において、全生存(OS)率は90%である;しかしながら、リンパ節転移を有する患者においては、5年OS率は約50%~60%である。 [5]

危険因子

リンパ節転移の危険因子としては、以下のものがある: [5] [6] [7] [8] [9]


  • 臨床的なリンパ節の状態。

  • 年齢。

  • 分化度。

  • 腫瘍の病期。

  • 腫瘍の厚さ。

  • 間質浸潤の深さ。

  • リンパ毛細管浸潤の存在。

全体では、手術可能病変を有する患者の約30%にリンパ節転移が認められる。

他の危険因子

多くの場合、外陰がんはコンジローマまたは扁平上皮異形成に続発する。多くの生殖器がんの原因因子として、ヒトパピローマウイルス(HPV)を支持する証拠が支配的である。 [10] HPVに関係した類基底細胞型およびいぼ状型はVINと関連している。類基底細胞型およびいぼ状型がんの約75%~100%がHPV感染を来している。類基底細胞型およびいぼ状型では角化型よりもHPV感染の有病率がはるかに高いことに加えて、これらの亜型はまた、セックスパートナーが多い、初めての性行為年齢が若い、パパニコロウ検査での異常の病歴など、子宮頸がんと多くの危険因子を共有している。 [11] HPV関連VIN(高悪性度2および3の場合は、通常型VINと呼ばれる)が50歳未満の女性に最も一般的であるのに対して、非HPV関連VIN(高悪性度3の場合は分化型VINと呼ばれる)はより高齢の女性に最も一般的である。以前の病変型であるVIN 悪性度1は、もはや真のVINとしては分類されていない。 [12] [13]

病理組織学

拡がりのパターンは組織型に左右される。高分化型病変は表層に沿って拡がり、浸潤が最小限にとどまる傾向があるが、未分化型病変では深く浸潤する可能性がきわめて高い。外陰部を越えた進展としては、膣、尿道、および肛門のような隣接臓器に拡がるか、またはリンパ管を介して鼠径リンパ節および大腿部リンパ節、続いて深部骨盤リンパ節に拡がる。血行性の進展がみられることはまれである。


参考文献
  1. American Cancer Society: Cancer Facts and Figures 2017. Atlanta, Ga: American Cancer Society, 2017. Available online. Last accessed January 13, 2017.[PUBMED Abstract]

  2. Macnab JC, Walkinshaw SA, Cordiner JW, et al.: Human papillomavirus in clinically and histologically normal tissue of patients with genital cancer. N Engl J Med 315 (17): 1052-8, 1986.[PUBMED Abstract]

  3. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

  4. Vulva. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 379-81.[PUBMED Abstract]

  5. Homesley HD, Bundy BN, Sedlis A, et al.: Assessment of current International Federation of Gynecology and Obstetrics staging of vulvar carcinoma relative to prognostic factors for survival (a Gynecologic Oncology Group study). Am J Obstet Gynecol 164 (4): 997-1003; discussion 1003-4, 1991.[PUBMED Abstract]

  6. Boyce J, Fruchter RG, Kasambilides E, et al.: Prognostic factors in carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 20 (3): 364-77, 1985.[PUBMED Abstract]

  7. Sedlis A, Homesley H, Bundy BN, et al.: Positive groin lymph nodes in superficial squamous cell vulvar cancer. A Gynecologic Oncology Group Study. Am J Obstet Gynecol 156 (5): 1159-64, 1987.[PUBMED Abstract]

  8. Binder SW, Huang I, Fu YS, et al.: Risk factors for the development of lymph node metastasis in vulvar squamous cell carcinoma. Gynecol Oncol 37 (1): 9-16, 1990.[PUBMED Abstract]

  9. Homesley HD, Bundy BN, Sedlis A, et al.: Prognostic factors for groin node metastasis in squamous cell carcinoma of the vulva (a Gynecologic Oncology Group study) Gynecol Oncol 49 (3): 279-83, 1993.[PUBMED Abstract]

  10. Hampl M, Sarajuuri H, Wentzensen N, et al.: Effect of human papillomavirus vaccines on vulvar, vaginal, and anal intraepithelial lesions and vulvar cancer. Obstet Gynecol 108 (6): 1361-8, 2006.[PUBMED Abstract]

  11. Schiffman M, Kjaer SK: Chapter 2: Natural history of anogenital human papillomavirus infection and neoplasia. J Natl Cancer Inst Monogr (31): 14-9, 2003.[PUBMED Abstract]

  12. Pepas L, Kaushik S, Bryant A, et al.: Medical interventions for high grade vulval intraepithelial neoplasia. Cochrane Database Syst Rev (4): CD007924, 2011.[PUBMED Abstract]

  13. Sideri M, Jones RW, Wilkinson EJ, et al.: Squamous vulvar intraepithelial neoplasia: 2004 modified terminology, ISSVD Vulvar Oncology Subcommittee. J Reprod Med 50 (11): 807-10, 2005.[PUBMED Abstract]

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外陰がんの細胞分類

外陰がんおよびその前駆病変について、International Society for the Study of Vulvar Diseaseによる組織学的分類を以下に挙げる。 [1] この証拠の要約では、外陰部上皮内腫瘍(VIN)および浸潤がんについて扱う。

皮膚および粘膜の非腫瘍性上皮性病変


  • 硬化性苔癬(硬化性苔癬および萎縮性苔癬)。

  • 扁平上皮過形成(以前の増殖性ジストロフィー)。

  • その他の皮膚疾患。

VIN


  • 通常型(高悪性度2および3)。

  • 分化型(高悪性度3)。

外陰部ページェット病


  • 上皮組織および皮膚付属器にみられる大きな蒼白細胞を特徴とする。

その他の組織型


  • 基底細胞がん。

  • ヒスチオサイトーシスX。

  • 悪性黒色腫。

  • 肉腫。

  • いぼ状がん。


参考文献
  1. Sideri M, Jones RW, Wilkinson EJ, et al.: Squamous vulvar intraepithelial neoplasia: 2004 modified terminology, ISSVD Vulvar Oncology Subcommittee. J Reprod Med 50 (11): 807-10, 2005.[PUBMED Abstract]

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外陰がんの病期情報

外陰がんの診断は生検によって行われる。麻酔下での検査を行うことがある。病期決定には、膀胱鏡検査、直腸鏡検査、肺のX線撮影のほか、(必要であれば)静脈性尿路造影を実施する。膀胱または直腸への進展が疑われる場合には、生検を実施して確認しなければならない。この病期分類システムは、外陰部の悪性黒色腫(皮膚の黒色腫として病期分類される)には適用されない。 [1]

定義:FIGO

国際産婦人科連合(Fédération Internationale de Gynécologie et d'Obstétrique [FIGO])および米国がん合同委員会(American Joint Committee on Cancer [AJCC])では外陰がんを定義するための病期分類を指定している:FIGO分類システムが最も一般的に使用されている。 [1] [2] 病期は、手術時または放射線療法か化学療法(これらが初回治療法である場合)前の病理学的病期分類に基づいて決定される。 [3]

表1.外陰がんa

a出典:FIGO Committee on Gynecologic Oncology. [2]
b浸潤の深さは、隣接する最表面の皮膚乳頭の上皮-間質間接合部から最も深い浸潤ポイントまでの腫瘍を測定したものと定義されている。
I期 外陰部に限局している腫瘍。
IA 大きさが2cm以下の病変で、外陰部または会陰部に限局し、間質浸潤が1.0mm以下bで、リンパ節転移は認められない。
IB 大きさが2cmを超えるか、間質浸潤が1.0mmを超えるb病変で、外陰部または会陰部に限局し、リンパ節転移陰性である。
II期 大きさに関係なく隣接する会陰部の臓器(尿道下側の1/3、膣下側の1/3、肛門)への進展がみられる腫瘍で、リンパ節転移陰性である。
III期 大きさに関係なく隣接する会陰部の臓器(尿道下側の1/3、膣下側の1/3、肛門)への進展がみられるまたはみられない腫瘍で、鼠径大腿部リンパ節転移陽性である。
IIIA (i)1つのリンパ節転移(5mm以上)を認めるか、または
(ii)1~2つのリンパ節転移(5mm未満)を認める。
IIIB (i)2つ以上のリンパ節転移(5mm以上)を認めるか、または
(ii)3つ以上のリンパ節転移(5mm未満)を認める。
IIIC リンパ節転移陽性で被膜外浸潤を来している。
IV期 腫瘍が他の所属組織(尿道上側の2/3、膣上側の2/3)、または遠隔組織に浸潤している。
IVA 腫瘍が以下のいずれかに浸潤している:
(i)上部尿道および/または膣粘膜、膀胱粘膜、直腸粘膜、または骨盤への固着、または
(ii)固着しているか、潰瘍形成がみられる鼠径大腿部リンパ節。
IVB 骨盤リンパ節を含む遠隔転移を認める。


悪性度は、登録システムで報告される。2つ、3つ、または4つの悪性度分類システムが用いられる。指定のない場合、一般的に以下のシステムが用いられる: [1]


  • GX:悪性度の評価が不可能。

  • G1:高分化型。

  • G2:中分化型。

  • G3:低分化型。

  • G4:未分化型。


参考文献
  1. Vulva. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 379-81.[PUBMED Abstract]

  2. FIGO Committee on Gynecologic Oncology: FIGO staging for carcinoma of the vulva, cervix, and corpus uteri. Int J Gynaecol Obstet 125 (2): 97-8, 2014.[PUBMED Abstract]

  3. Hopkins MP, Reid GC, Johnston CM, et al.: A comparison of staging systems for squamous cell carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 47 (1): 34-7, 1992.[PUBMED Abstract]

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治療法選択肢の概要

外陰がんに対する標準的な第一の治療法は、手術である。III期またはIV期疾患の患者では、通常の場合、手術に放射線が追加される。 [1] [2] [3] 比較的新しい治療戦略は、手術、放射線療法、および化学療法を統合し、臨床的および病理学的ながんの程度に応じて治療を実施するものである。こうした治療の組み合わせの実践パターンはさまざまである。 [4]

外陰部の浸潤性腫瘍および前浸潤腫瘍はHPVにより誘発されていると考えられ、発がん作用が外陰部上皮の広範囲に及ぶものと思われることから、再発の症状または徴候がないか患者を定期的に追跡すべきである。進行した外陰がん(III期およびIV期)の患者はきわめて少ないため、この設定における治療効果に関するデータがほとんど得られておらず、こうした患者には標準とされる化学療法レジメンがない。医師は、III期およびIV期疾患の適格患者に対して臨床試験への参加を提案すべきである。

現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。

手術の役割

初回手術

1980年代までは、浸潤性局所領域外陰がんに対する標準治療アプローチは、外陰部と所属リンパ節の完全な一塊切除を含む根治的手術であった。手術に付随する高い合併症発生率、創傷治癒の問題、リンパ浮腫、機能的欠損により、それ以後はしばしば放射線療法と併用するより限定した手術が行われる傾向が強まっている。 [5] (詳しい情報については、本要約の放射線療法の役割のセクションを参照のこと。)

臨床的に外陰部または会陰部に限局した腫瘍では、一般的に切除縁を最低でも1cmとする根治的局所切除が広汎性外陰切除術に取って代わっている;分割切除法が鼠径リンパ節一塊切除に取って代わっている;側方に限局した腫瘍に対しては同側鼠径リンパ節郭清が両側郭清に取って代わっている;大腿部リンパ節郭清は多くの症例で省略されている。しかしながら、異なる外科技術を直接比較したランダム化比較試験は実施されていない。さらに、非ランダム化研究でさえも、統一された病期分類の定義やリンパ節郭清または補助的放射線の明確な記述が不足しているなどの不都合がある。 [6] [証拠レベル:3iiiDii証拠レベル:3iiiDiv]したがって、証拠基盤は限られている。

リンパ節の手術

臨床病期が早期の外陰がん患者における鼠径リンパ節郭清によって被る罹病を最小限に抑えるもう1つの戦略はセンチネルリンパ節郭清であり、鼠径リンパ節郭清はセンチネルリンパ節への転移を有する患者にとっておく。

1件の多施設ケースシリーズにおいて、4cm未満の原発性外陰部扁平上皮がんで、鼠径リンパ節転移は臨床的に陰性の患者403人が、センチネルリンパ節を確認するための放射性トレーサおよびブルー染色を用いて623のセンチネルリンパ節郭清を受けた。 [7] すべての患者が原発腫瘍の根治的切除を受けた。センチネルリンパ節手技の26%でリンパ節転移が同定され、これらの患者は続いて完全な鼠径大腿部リンパ節郭清を受けた。センチネルリンパ節転移陰性の患者には、追加の治療は行われずに追跡された。

センチネルリンパ節郭清を受けた患者では、センチネルリンパ節転移陽性で鼠径大腿部リンパ節郭清も受けた患者よりも局所の罹病がはるかに低かった(それぞれ、創離開11.7% vs 34.0%;蜂窩織炎4.5% vs 21.3%;慢性リンパ浮腫1.9% vs 25.2%)。(すべての比較についてP < 0.0001)。平均入院期間も短かった(8.4日 vs 13.7日)。(P < 0.0001)。多発性原発腫瘍の患者17人において2例の局所再発が確認された後、プロトコルが修正され、研究への登録は単発性腫瘍の患者に限定されるようになった。センチネルリンパ節郭清で陰性であったすべての患者に対する2年経過時の生命表法による鼠径部再発率は3%(95%信頼区間[CI]、1%–6%)で、単発性原発腫瘍の患者では2%(95%CI、1%–5%)であった。 [7] [証拠レベル:3iiiDiv]

したがって、センチネルリンパ節郭清はこの手技の経験を積んだ外科医が実施する場合は有用であると考えられ、リンパ節転移が臨床的に疑われていない患者では完全な鼠径リンパ節郭清または放射線は不要であろう。(詳しい情報については、本要約の放射線療法の役割のセクションを参照のこと。)

放射線療法の役割

鼠径リンパ節転移は、腫瘍が臨床的に外陰部に限局しており、リンパ節転移が臨床的に陰性の患者の約20%~35%に存在する。 [7] [8] リンパ節郭清は、腫瘍がきわめて小さい患者を除くすべての患者で初回外科手術の一部として伝統的に実施されている。しかしながら、手術後の罹病の主要な原因は鼠径リンパ節郭清であり、創離開、リンパ嚢腫形成、および慢性リンパ浮腫の高い発生率と関連している。一部の研究者はリンパ節郭清による罹病を回避する手段として放射線療法を推奨しているが、放射線療法によって、早期疾患におけるリンパ節郭清と同等の局所制御率または生存率を達成できるかどうかは不明である。

鼠径リンパ節

臨床的に限局した外陰がんの患者における放射線療法の問題を扱った1件のランダム化試験が報告されている。 [8] [9] この研究では、病変が臨床的に外陰部に限局しており、鼠径リンパ節転移は臨床的に疑われていない女性が、広汎性外陰切除術とその後の鼠径部への放射線(2Gy分割照射で50Gy)または鼠径リンパ節郭清(+ リンパ節に病理的に転移がみられる場合には鼠径部への放射線)を受けた。

計画された患者の登録者数は300人であったが、放射線療法群での治療成績が不良であったため、この研究は58人の女性がランダムに割り付けられた後、中止された。放射線療法群の女性27人中5人(18.5%)および手術群の女性25人中0人が鼠径部に再発したが、この差は統計的に有意ではなかった(相対リスク[RR]、10.21;95%CI、0.59–175.78)。放射線療法群での死亡が10例であったのに対し、鼠径リンパ節郭清を受けた群での死亡は3例であった(RR、4.31;95%CI、1.03–18.15)。2群間の疾患特異的死亡率に統計的有意差はみられなかった;しかしながら、外陰がん関連死亡は放射線療法群と鼠径リンパ節郭清群でそれぞれ、8例 vs 2例(鼠径リンパ節郭清に関係した1例を含む)であった(RR、3.70;95%CI、0.87–15.80)。 [8] [9] [証拠レベル:1iiA]放射線療法群ではリンパ浮腫の症例が少なく(0 vs 7)、入院期間も短かった。放射線の線量透過(総線量で3cm)は不十分であると批判されている。 [8] 要約すると、試験は早期に中止されており、2つの治療アプローチの相対効果について論じることはほとんどできない。 [8]

骨盤リンパ節

鼠径リンパ節転移陽性が明らかになった外陰がんにおいて、骨盤への放射線が骨盤リンパ節郭清と比較されている。臨床病期がI期~IV期の原発性外陰部扁平上皮がんで、広汎性外陰切除術および両側鼠径リンパ節郭清時に鼠径リンパ節転移が見つかった患者が、外科的手技の間に同側の骨盤リンパ節切除または骨盤への放射線(1.8Gy~2.0Gy分割照射で45Gy~50Gy)のいずれかを受ける群にランダムに割り付けられた。 [10] 計画された登録者数は152人であったが、放射線の有益性が認識されつつあったため、114人の患者がランダムに割り付けられた後に登録は中止された。しかしながら、放射線の見かけ上の有益性はその後、追跡を続けるうちに減衰した。

追跡期間中央値74ヵ月後、6年全生存(OS)率は放射線療法群で51%であったのに対し、骨盤リンパ節郭清群では41%であった(ハザード比[HR]、0.61;95%CI、0.3–1.3;P = 0.18)。外陰がん特異的死亡率は放射線療法群(29%)では骨盤リンパ節切除群(51%)よりも統計的に有意に低かった(HR、0.49;95%CI、0.28–0.87;P = 0.015)。しかしながら、放射線療法群での介入による死亡が14例であったのに対し、骨盤リンパ節郭清群での死亡は2例であった。晩期の慢性リンパ浮腫の発生は、放射線療法群と骨盤リンパ節郭清群でほぼ同じであった(それぞれ、16% vs 22%)。 [10] [証拠レベル:1iiB]

根治的放射線療法は、手術に耐えられないか、病変の部位のためまたはがんが広範囲に及んでいるために手術が適応とみなされない患者に使用できる。 [11] [12] [13] [14]

化学療法の役割

外陰がんに対する標準の化学療法は存在せず、転移性または再発外陰がんの設定における化学療法の使用に関して記述した報告は逸話的である。 [5] 肛門がんまたは子宮頸部扁平上皮がんに用いられるレジメンから外挿して、術前の設定における放射線療法との併用または進行疾患における一次治療として化学療法が研究されている。化学療法レジメンでは、5-フルオロウラシル(5-FU)、シスプラチンマイトマイシンC、またはブレオマイシンのさまざまな併用が含まれている。 [5] 生存または緩和の改善が得られるという明確な証拠は得られていない。進行期または再発外陰がん患者の多くが高齢で共存症を有することから、これらの薬物の使用においては患者の耐容性が主な考慮事項である。

手術不能患者に対する全身治療

手術不能と考えられる患者または骨盤内容除去術や人工肛門造設術、尿路変更術など、広範な手術を必要とする患者における術前化学放射線の使用に関する系統的レビューでは、ランダム化試験は行われていなかった。 [15] この集団に治癒目的の手術を行えるように術前化学放射線が実施され、包含基準を満たした5件の非ランダム化研究がレビューされた。 [16] [17] [18] [19] [20] 5件の研究では、4つの異なる化学放射線スケジュールと放射線療法の異なる線量分割技術が用いられた。5-FU + シスプラチンまたは5-FU + マイトマイシンCを用いた4件の研究における化学放射線療法後の手術可能な割合は63%~92%であった。 [16] [17] [18] [19]

ブレオマイシンが用いられた1件の研究における手術可能な割合は、わずか20%であった。 [20] 要約すると、5-FU +シスプラチンまたはマイトマイシンCのいずれかを用いた術前化学放射線では、患者が手術可能状態となる割合が多いという証拠が得られているが、証拠基盤は研究デザインによって制限される。これらの研究の解釈は、ランダム化試験がないことに加えて、手術不能の定義が標準化されていないために複雑である。 [4] [証拠レベル:3iiiDiv]治療関連毒性はかなり高い。

手術可能患者に対する全身治療

手術可能な進行期外陰がん症例における術前化学放射線の使用に関する証拠も限られているが、利用可能なデータはこのアプローチの優位性を示唆していない。系統的レビューによると、この問題について扱ったランダム化試験は1件のみであり、抄録の形式でのみ発表された。 [4] [21] この試験では、進行期外陰がん患者68人(T2 > 4cm、T3、リンパ節転移陽性の症例)が術前放射線療法(50Gy)と同時に投与する5-FU + マイトマイシンC vs 初回手術にランダムに割り付けられた。術前治療に関係する重篤な毒性作用が高かった(患者24人中13人;10人が創傷離開を来した)。平均追跡期間42ヵ月後、術前治療群と初回手術群の5年OS率はそれぞれ、30%および49%であった(死亡のRR、1.39;95%CI、0.94–2.06;P = 0.19)。 [4] [21] [証拠レベル:1iiA]


参考文献
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0期の外陰がん

伝統的に、外陰部上皮内腫瘍(VIN)には3つの悪性度がある。しかしながら、3つの悪性度すべてが生物学的に同じ連続体に属するという証拠、あるいは悪性度1ががんの前駆体であるという証拠すらほとんどない。2004年には、International Society for the Study of Vulvar Diseaseにより用語法が変更され、VINの指定は形態学的外観に基づいて以下に示す2つの病変カテゴリーにのみ用いられるようになった: [1]

  1. 通常型VIN:ヒトパピローマウイルス(HPV)に関係した悪性度2および3で、いぼ状型、類基底細胞型、または混合型の組織像を示し、通常は若年女性に発生する。
  2. 分化型VIN:非HPV関連の悪性度3で、通常は高齢の女性に発生する。

VIN 1という用語は廃止された。 [1] 以前にVIN 1(悪性度I)と呼ばれた病変は一般に、根治治療を行わず観察される。

高悪性度VINは浸潤がんに進行するリスクが比較的高いため、通常は積極的な治療で管理される。 [2] 進行率の推定値は不正確である。VIN 3の未治療患者88人を含む文献の系統的レビューでは、12~96ヵ月の観察期間中に浸潤性外陰がんに進行した割合は9%(患者88人中8人)であったことが報告された。同じレビューにおいて自然退縮率は1.2%で、退縮はいずれも35歳未満の女性で起こった。 [3] しかしながら、単一施設の研究では、VIN 2またはVIN 3の未治療女性63人中10人(16%)が平均3.9年後に浸潤がんに進行した。 [4]

VIN病変は、多発性または融合性で広範囲に及ぶことがある。治療計画の立案においては、潜在的な浸潤がんを除外するために複数箇所の生検を実施することが重要である。無毛部にみられるVINは上皮性の病変と考えられる;しかしながら、有毛部にみられるVINは通常、毛包脂腺系に及んでおり、病変は毛根に沿って拡がるため病変を深部で破壊または切除する必要がある。

外科的介入

主な治療アプローチは手術であるが、最適な外科的手技に関するコンセンサスは得られていない。VIN病変全体を切除または破壊しながら外陰部の解剖学と機能を温存することが治療の目標となる。基本的に、単純外陰切除によって100%の5年生存率が得られるが、これが適応となることはまれである。多発性病変の分割切除など、切除範囲がより小さいこれ以外の外科的手技は変形を来すことが少ない。 [5] 治療の選択は、病変の拡がりおよび主治医の好みや経験による。多様な外科的アプローチの効力および安全性について比較したデータで信頼性の高いものはない。

文献の系統的レビューでの確認によると、外科的アプローチについて比較したランダム化試験は1件のみであった。 [2] この試験では、高悪性度VINの女性30人が、炭酸ガス(CO2)レーザーアブレーション vs 超音波外科用吸引(USA)を受ける群にランダムに割り付けられた。 [6] 1年間の追跡後、2つの治療群間で疾患再発、排尿痛、排尿時灼熱痛、陰唇癒着症、または痂皮形成における統計的有意差は認められなかった。瘢痕はレーザーアブレーションで治療された女性では16人中5人で観察されたのに対し、USAで治療された14人では認められなかった(P < 0.01)が、瘢痕が性機能またはQOLに及ぼす影響は報告されなかった。 [6] [証拠レベル:1iiDii]試験規模が小さいため、これらの外科技術の相対効果について信頼できる結論を出すことはできない。外科技術に関する残りの文献はケースシリーズからのものであり、研究バイアスによって重大な影響を受けやすい。[証拠レベル:3iiiD]

いずれの手技を用いる場合でも、患者は、特に病変が高悪性度であるか、多発性の場合には再発リスクが実質的に高い。 [7] 再発の最も好発する部位は肛門周囲皮膚、仙骨前面部、および陰核包皮である。VINに対する治療を受けた患者の約4%が浸潤がんを発症する。 [8] [9]

非外科的介入

外陰部外科手技の多くは身体的および性心理的罹病を伴うため、非外科的アプローチが研究されている。局所への5-フルオロウラシル、γ-インターフェロンブレオマイシン、トリニトロクロルベンゼンなど、これらのアプローチの一部は、疼痛、刺激作用、潰瘍といった局所での副作用に耐えられないため、または再発率が高いために大部分で断念されている。 [10] [11] 5-アミノレブリン酸を波長635nmのレーザー光線に対する感光剤として局所塗布する光線力学療法もまた研究されている。しかしながら、データは小規模のケースシリーズに限られており、奏効率に幅がある。 [12] [13] [証拠レベル:3iiiDiv]

最近、高悪性度VINの女性において、HPV 6/11関連外陰部尖圭コンジローマに活性を有する免疫反応調整物質である、局所イミキモド5%についてかなりの奏効率と受け入れられる許容性が報告された。主要エンドポイントを臨床反応とする3件のランダム化プラセボ対照試験(計104人の患者を含む)[証拠レベル:1iDiv]がピア・レビューを受けた雑誌または抄録の形で報告されている。 [14] [15] [16] [17] これらの試験の結果が系統的レビューで要約された。 [11] 5~6ヵ月経過時の患者の完全奏効率および部分奏効率は、イミキモド併用群で62人中36人および62人中18人であったのに対し、プラセボ併用群では42人中0人および42人中1人であった(相対リスク[RR]、11.95;95%信頼区間[CI]、3.21–44.51)。

(12ヵ月経過時に)がんへの進行を報告した唯一の試験では、進行率における差は示されなかったが、登録した計52人の女性のうち12ヵ月経過時までに浸潤がんを発症した女性は3人のみであったため、この試験は極度に検出力不足である。 [16] QOLについて報告した試験 [16] は1件のみであったが、イミキモドとプラセボ間で差は示されなかった。イミキモドによる局所の副作用としては、疼痛、浮腫、紅斑、および1例でびらんがみられた。しかしながら、毒性の結果として治療の中断が必要となった患者はなかった。

標準治療法の選択肢:

  1. 巣状病変の分割切除。 [3]
  2. 広範囲局所切除。 [3]
  3. CO2レーザー手術およびレーザー蒸散。 [2] [6] レーザー蒸散の短所は、病変の完全切除および浸潤がんがないことを確認するために組織学的検査を行うための組織が得られないことである。
  4. 超音波外科用吸引(USA)。 [2] [6]
  5. 表層性の外陰切除と場合によっては植皮術とを併用。 [3]
  6. 手術を避けたい患者に対する局所イミキモド。 [11] [14] [15] [16] [17]

最新の臨床試験

0期の外陰がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Sideri M, Jones RW, Wilkinson EJ, et al.: Squamous vulvar intraepithelial neoplasia: 2004 modified terminology, ISSVD Vulvar Oncology Subcommittee. J Reprod Med 50 (11): 807-10, 2005.[PUBMED Abstract]

  2. Kaushik S, Pepas L, Nordin A, et al.: Surgical interventions for high grade vulval intraepithelial neoplasia. Cochrane Database Syst Rev (1): CD007928, 2011.[PUBMED Abstract]

  3. van Seters M, van Beurden M, de Craen AJ: Is the assumed natural history of vulvar intraepithelial neoplasia III based on enough evidence? A systematic review of 3322 published patients. Gynecol Oncol 97 (2): 645-51, 2005.[PUBMED Abstract]

  4. Jones RW, Rowan DM, Stewart AW: Vulvar intraepithelial neoplasia: aspects of the natural history and outcome in 405 women. Obstet Gynecol 106 (6): 1319-26, 2005.[PUBMED Abstract]

  5. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

  6. von Gruenigen VE, Gibbons HE, Gibbins K, et al.: Surgical treatments for vulvar and vaginal dysplasia: a randomized controlled trial. Obstet Gynecol 109 (4): 942-7, 2007.[PUBMED Abstract]

  7. Küppers V, Stiller M, Somville T, et al.: Risk factors for recurrent VIN. Role of multifocality and grade of disease. J Reprod Med 42 (3): 140-4, 1997.[PUBMED Abstract]

  8. Buscema J, Woodruff JD, Parmley TH, et al.: Carcinoma in situ of the vulva. Obstet Gynecol 55 (2): 225-30, 1980.[PUBMED Abstract]

  9. Jones RW, Rowan DM: Vulvar intraepithelial neoplasia III: a clinical study of the outcome in 113 cases with relation to the later development of invasive vulvar carcinoma. Obstet Gynecol 84 (5): 741-5, 1994.[PUBMED Abstract]

  10. Sillman FH, Sedlis A, Boyce JG: A review of lower genital intraepithelial neoplasia and the use of topical 5-fluorouracil. Obstet Gynecol Surv 40 (4): 190-220, 1985.[PUBMED Abstract]

  11. Pepas L, Kaushik S, Bryant A, et al.: Medical interventions for high grade vulval intraepithelial neoplasia. Cochrane Database Syst Rev (4): CD007924, 2011.[PUBMED Abstract]

  12. Hillemanns P, Untch M, Dannecker C, et al.: Photodynamic therapy of vulvar intraepithelial neoplasia using 5-aminolevulinic acid. Int J Cancer 85 (5): 649-53, 2000.[PUBMED Abstract]

  13. Fehr MK, Hornung R, Schwarz VA, et al.: Photodynamic therapy of vulvar intraepithelial neoplasia III using topically applied 5-aminolevulinic acid. Gynecol Oncol 80 (1): 62-6, 2001.[PUBMED Abstract]

  14. Sterling JC, Smith NA, Loo WJ, et al.: Randomized, doubleblind, placebo-controlled trial for treatment of high grade vulval intraepithelial neoplasia with imiquimod. [Abstract] J Eur Acad Derm Venereol 19 (Suppl 2): A-FC06.1, 22, 2005.[PUBMED Abstract]

  15. Mathiesen O, Buus SK, Cramers M: Topical imiquimod can reverse vulvar intraepithelial neoplasia: a randomised, double-blinded study. Gynecol Oncol 107 (2): 219-22, 2007.[PUBMED Abstract]

  16. van Seters M, van Beurden M, ten Kate FJ, et al.: Treatment of vulvar intraepithelial neoplasia with topical imiquimod. N Engl J Med 358 (14): 1465-73, 2008.[PUBMED Abstract]

  17. Terlou A, van Seters M, Ewing PC, et al.: Treatment of vulvar intraepithelial neoplasia with topical imiquimod: seven years median follow-up of a randomized clinical trial. Gynecol Oncol 121 (1): 157-62, 2011.[PUBMED Abstract]

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I期の外陰がん

(手術、リンパ節郭清、および放射線療法の役割に関するより詳細な考察については、本要約の治療法選択肢の概要のセクションを参照のこと。)

標準治療法の選択肢:

  1. 高度の外陰ジストロフィーを伴わない微小浸潤病変(1mm未満の浸潤)には、広範囲(1cmの切除縁とする)切除(リンパ節郭清は非併用)。他のあらゆるI期病変については、明らかに一側性病変で、びまん性の重度のジストロフィーを認めず、臨床的にリンパ節転移がみられなければ、根治的局所切除および片側のリンパ節郭清。 [1] この手技には、病変の直径が2cm以下で、浸潤は5mm以下、リンパ毛細管浸潤がなく、臨床的にリンパ節転移がみられない症例を対象とすべきである。 [2] [3]
  2. 同側または両側鼠径リンパ節および大腿部リンパ節郭清を伴う根治的局所切除。臨床的に外陰部または会陰部に限局した腫瘍では、一般的に切除縁を最低でも1cmとする根治的局所切除が広汎性外陰切除術に取って代わっている;分割切除法が鼠径リンパ節一塊切除に取って代わっている;側方に限局した腫瘍に対しては同側鼠径リンパ節郭清が両側郭清に取って代わっている;大腿部リンパ節郭清は多くの症例で省略されている。 [4] [5] [6] [7]
  3. 根治的局所切除とセンチネルリンパ節郭清で、鼠径リンパ節郭清はセンチネルリンパ節への転移を有する患者にとっておく。 [8]
  4. 一部の研究者はリンパ節郭清による罹病を回避する手段として根治的切除と鼠径リンパ節への放射線療法を推奨している。しかしながら、放射線療法によって、早期疾患におけるリンパ節郭清と同等の局所制御率または生存率を達成できるかどうかは不明である。臨床的に限局した外陰がんの患者におけるこの問題を扱った1件のランダム化試験は、放射線療法群で不良な転帰が早期に発生したため早期に中止された。 [9] [10] (詳しい情報については、本要約の放射線療法の役割のセクションを参照のこと。)
  5. 手術に耐えられないか、病変の部位のためまたはがんが広範囲に及んでいるために手術が適応とみなされない患者に対する根治的放射線療法。 [11] [12] [13] [14]

最新の臨床試験

I期の外陰がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Malfetano JH, Piver MS, Tsukada Y, et al.: Univariate and multivariate analyses of 5-year survival, recurrence, and inguinal node metastases in stage I and II vulvar carcinoma. J Surg Oncol 30 (2): 124-31, 1985.[PUBMED Abstract]

  2. Stehman FB, Bundy BN, Dvoretsky PM, et al.: Early stage I carcinoma of the vulva treated with ipsilateral superficial inguinal lymphadenectomy and modified radical hemivulvectomy: a prospective study of the Gynecologic Oncology Group. Obstet Gynecol 79 (4): 490-7, 1992.[PUBMED Abstract]

  3. Hacker NF, Van der Velden J: Conservative management of early vulvar cancer. Cancer 71 (4 Suppl): 1673-7, 1993.[PUBMED Abstract]

  4. Hoffman MS, Roberts WS, Lapolla JP, et al.: Recent modifications in the treatment of invasive squamous cell carcinoma of the vulva. Obstet Gynecol Surv 44 (4): 227-33, 1989.[PUBMED Abstract]

  5. Thomas GM, Dembo AJ, Bryson SC, et al.: Changing concepts in the management of vulvar cancer. Gynecol Oncol 42 (1): 9-21, 1991.[PUBMED Abstract]

  6. Heaps JM, Fu YS, Montz FJ, et al.: Surgical-pathologic variables predictive of local recurrence in squamous cell carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 38 (3): 309-14, 1990.[PUBMED Abstract]

  7. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

  8. Van der Zee AG, Oonk MH, De Hullu JA, et al.: Sentinel node dissection is safe in the treatment of early-stage vulvar cancer. J Clin Oncol 26 (6): 884-9, 2008.[PUBMED Abstract]

  9. Stehman FB, Bundy BN, Thomas G, et al.: Groin dissection versus groin radiation in carcinoma of the vulva: a Gynecologic Oncology Group study. Int J Radiat Oncol Biol Phys 24 (2): 389-96, 1992.[PUBMED Abstract]

  10. van der Velden J, Fons G, Lawrie TA: Primary groin irradiation versus primary groin surgery for early vulvar cancer. Cochrane Database Syst Rev (5): CD002224, 2011.[PUBMED Abstract]

  11. Petereit DG, Mehta MP, Buchler DA, et al.: Inguinofemoral radiation of N0,N1 vulvar cancer may be equivalent to lymphadenectomy if proper radiation technique is used. Int J Radiat Oncol Biol Phys 27 (4): 963-7, 1993.[PUBMED Abstract]

  12. Slevin NJ, Pointon RC: Radical radiotherapy for carcinoma of the vulva. Br J Radiol 62 (734): 145-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  13. Perez CA, Grigsby PW, Galakatos A, et al.: Radiation therapy in management of carcinoma of the vulva with emphasis on conservation therapy. Cancer 71 (11): 3707-16, 1993.[PUBMED Abstract]

  14. Kumar PP, Good RR, Scott JC: Techniques for management of vulvar cancer by irradiation alone. Radiat Med 6 (4): 185-91, 1988 Jul-Aug.[PUBMED Abstract]

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II期の外陰がん

(手術、リンパ節郭清、および放射線療法の役割に関するより詳細な考察については、本要約の治療法選択肢の概要のセクションを参照のこと。)

標準治療法の選択肢:

  1. 切除辺縁を少なくとも1cmとして、両側鼠径リンパ節および大腿部リンパ節郭清を伴う根治的局所切除。 [1] 一般的に切除縁を最低でも1cmとする根治的局所切除が広汎性外陰切除術に取って代わっており、分割切除法が鼠径リンパ節一塊切除に取って代わっている。 [2] 大きなT2腫瘍では、準広汎性または広汎性外陰切除術が必要となる場合がある。 [3] 切除断端までが8mm未満で、リンパ毛細管浸潤を認め、浸潤の深さが5mmを超える場合には、補助局所放射線療法が適応とされる。 [4] [5]
  2. 根治的切除とセンチネルリンパ節郭清で、鼠径リンパ節郭清はセンチネルリンパ節への転移を有する患者にとっておく。 [6]
  3. 一部の研究者はリンパ節郭清による罹病を回避する手段として根治的切除と鼠径リンパ節への放射線療法を推奨している。しかしながら、放射線療法によって、早期疾患におけるリンパ節郭清と同等の局所制御率または生存率を達成できない可能性がある。臨床的に限局した外陰がんの患者におけるこの問題を扱った1件のランダム化試験は、放射線療法群で不良な転帰が早期に発生したため早期に中止された。 [7] [8] (詳しい情報については、本要約の放射線療法の役割のセクションを参照のこと。)
  4. 根治的手術に耐えられないか、病変の部位のためまたはがんが広範囲に及んでいるために手術が適応とみなされないごくわずかな患者には、根治的放射線療法を行うことにより良好な生存が得られることがある。 [9] [10] [11] [12]

最新の臨床試験

II期の外陰がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Hacker NF, Van der Velden J: Conservative management of early vulvar cancer. Cancer 71 (4 Suppl): 1673-7, 1993.[PUBMED Abstract]

  2. Hoffman MS, Roberts WS, Lapolla JP, et al.: Recent modifications in the treatment of invasive squamous cell carcinoma of the vulva. Obstet Gynecol Surv 44 (4): 227-33, 1989.[PUBMED Abstract]

  3. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

  4. Thomas GM, Dembo AJ, Bryson SC, et al.: Changing concepts in the management of vulvar cancer. Gynecol Oncol 42 (1): 9-21, 1991.[PUBMED Abstract]

  5. Faul CM, Mirmow D, Huang Q, et al.: Adjuvant radiation for vulvar carcinoma: improved local control. Int J Radiat Oncol Biol Phys 38 (2): 381-9, 1997.[PUBMED Abstract]

  6. Van der Zee AG, Oonk MH, De Hullu JA, et al.: Sentinel node dissection is safe in the treatment of early-stage vulvar cancer. J Clin Oncol 26 (6): 884-9, 2008.[PUBMED Abstract]

  7. Stehman FB, Bundy BN, Thomas G, et al.: Groin dissection versus groin radiation in carcinoma of the vulva: a Gynecologic Oncology Group study. Int J Radiat Oncol Biol Phys 24 (2): 389-96, 1992.[PUBMED Abstract]

  8. van der Velden J, Fons G, Lawrie TA: Primary groin irradiation versus primary groin surgery for early vulvar cancer. Cochrane Database Syst Rev (5): CD002224, 2011.[PUBMED Abstract]

  9. Petereit DG, Mehta MP, Buchler DA, et al.: Inguinofemoral radiation of N0,N1 vulvar cancer may be equivalent to lymphadenectomy if proper radiation technique is used. Int J Radiat Oncol Biol Phys 27 (4): 963-7, 1993.[PUBMED Abstract]

  10. Slevin NJ, Pointon RC: Radical radiotherapy for carcinoma of the vulva. Br J Radiol 62 (734): 145-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  11. Perez CA, Grigsby PW, Galakatos A, et al.: Radiation therapy in management of carcinoma of the vulva with emphasis on conservation therapy. Cancer 71 (11): 3707-16, 1993.[PUBMED Abstract]

  12. Kumar PP, Good RR, Scott JC: Techniques for management of vulvar cancer by irradiation alone. Radiat Med 6 (4): 185-91, 1988 Jul-Aug.[PUBMED Abstract]

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III期の外陰がん

(手術、リンパ節郭清、放射線療法、および化学療法の役割に関するより詳細な考察については、本要約の治療法選択肢の概要のセクションを参照のこと。)

鼠径リンパ節および大腿部リンパ節郭清を伴う準広汎性または広汎性外陰切除術が標準治療である。 [1] リンパ節転移は、生存率決定の鍵となる。

標準治療法の選択肢:

  1. 鼠径リンパ節および大腿部リンパ節郭清を伴う準広汎性または広汎性外陰切除術。鼠径リンパ節転移陽性の場合には、骨盤および鼠径部への放射線療法が実施される。 [2]
  2. 広汎性外陰切除術および鼠径リンパ節および大腿部リンパ節郭清を実施した後、原発病変が大きく切除断端までの幅が狭い患者には、放射線療法を併用する。リンパ毛細管浸潤を認め、厚さが5mmを超え、かつ特にリンパ節転移を有する場合には、45Gy~50Gyの局所補助放射線療法も適応とされる。 [1] 鼠径リンパ節転移が2個以上認められる場合には通常、骨盤および鼠径部への放射線療法が実施される。 [2] [3]
  3. 手術の可能性を向上させ、さらに切除範囲を縮小するため、術前放射線療法または化学放射線を用いることがある。 [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
  4. 根治的手術に耐えられないか、病変の部位のためまたはがんが広範囲に及んでいるために手術が適応とみなされないごくわずかな患者には、根治的放射線療法を行うことにより、長期の生存が得られることがある。 [11] [12] 医師の中には、同時に投与する5-FUまたは5-FUとシスプラチンの併用の追加を好む者もいる。 [1] [13]

最新の臨床試験

III期の外陰がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Thomas GM, Dembo AJ, Bryson SC, et al.: Changing concepts in the management of vulvar cancer. Gynecol Oncol 42 (1): 9-21, 1991.[PUBMED Abstract]

  2. Kunos C, Simpkins F, Gibbons H, et al.: Radiation therapy compared with pelvic node resection for node-positive vulvar cancer: a randomized controlled trial. Obstet Gynecol 114 (3): 537-46, 2009.[PUBMED Abstract]

  3. Homesley HD, Bundy BN, Sedlis A, et al.: Prognostic factors for groin node metastasis in squamous cell carcinoma of the vulva (a Gynecologic Oncology Group study) Gynecol Oncol 49 (3): 279-83, 1993.[PUBMED Abstract]

  4. Boronow RC, Hickman BT, Reagan MT, et al.: Combined therapy as an alternative to exenteration for locally advanced vulvovaginal cancer. II. Results, complications, and dosimetric and surgical considerations. Am J Clin Oncol 10 (2): 171-81, 1987.[PUBMED Abstract]

  5. Anderson JM, Cassady JR, Shimm DS, et al.: Vulvar carcinoma. Int J Radiat Oncol Biol Phys 32 (5): 1351-7, 1995.[PUBMED Abstract]

  6. van Doorn HC, Ansink A, Verhaar-Langereis M, et al.: Neoadjuvant chemoradiation for advanced primary vulvar cancer. Cochrane Database Syst Rev 3: CD003752, 2006.[PUBMED Abstract]

  7. Eifel PJ, Morris M, Burke TW, et al.: Prolonged continuous infusion cisplatin and 5-fluorouracil with radiation for locally advanced carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 59 (1): 51-6, 1995.[PUBMED Abstract]

  8. Landoni F, Maneo A, Zanetta G, et al.: Concurrent preoperative chemotherapy with 5-fluorouracil and mitomycin C and radiotherapy (FUMIR) followed by limited surgery in locally advanced and recurrent vulvar carcinoma. Gynecol Oncol 61 (3): 321-7, 1996.[PUBMED Abstract]

  9. Montana GS, Thomas GM, Moore DH, et al.: Preoperative chemo-radiation for carcinoma of the vulva with N2/N3 nodes: a gynecologic oncology group study. Int J Radiat Oncol Biol Phys 48 (4): 1007-13, 2000.[PUBMED Abstract]

  10. Moore DH, Thomas GM, Montana GS, et al.: Preoperative chemoradiation for advanced vulvar cancer: a phase II study of the Gynecologic Oncology Group. Int J Radiat Oncol Biol Phys 42 (1): 79-85, 1998.[PUBMED Abstract]

  11. Perez CA, Grigsby PW, Galakatos A, et al.: Radiation therapy in management of carcinoma of the vulva with emphasis on conservation therapy. Cancer 71 (11): 3707-16, 1993.[PUBMED Abstract]

  12. Slevin NJ, Pointon RC: Radical radiotherapy for carcinoma of the vulva. Br J Radiol 62 (734): 145-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  13. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

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IV期の外陰がん

(手術、リンパ節郭清、放射線療法、および化学療法の役割に関するより詳細な考察については、本要約の治療法選択肢の概要のセクションを参照のこと。)

IVA期

標準治療法の選択肢:

  1. 広汎性外陰切除術および骨盤内容除去術。
  2. 切除範囲が大きく腫瘍から切除断端までの幅が狭い病変には、手術とその後の放射線療法。リンパ毛細管浸潤を認め、厚さが5mmを超える場合は、45Gy~50Gyの局所補助放射線療法も適応とされる。 [1] 鼠径リンパ節転移が2個以上認められる場合には、骨盤および鼠径部への放射線療法が実施される。 [2] [3]
  3. 手術の可能性を向上させるため、大きな原発病変への術前放射線療法または化学放射線療法と、その後に根治的手術。 [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10]
  4. 広汎性外陰切除に耐えられないか、病変の部位のためまたはがんが広範囲に及んでいるために手術が適応とみなされない患者には、根治的放射線療法を行うことにより、長期の生存が得られることがある。 [11] [12] 外陰がんに対する第一の確実な治療として放射線療法を用いる場合、医師の中には同時に投与する5-FUまたは5-FUとシスプラチンの併用の追加を好む者もいる。 [1] [13] [14] [15] [16] [17]

IVB期

転移性外陰がんの管理における標準治療アプローチはない。局所療法は、局所および転移病変の範囲によって個別に対応する必要がある。転移疾患に対する標準の化学療法は存在せず、化学療法の使用に関して記述した報告は逸話的である。 [17] しかしながら、主として肛門がんまたは子宮頸がんに用いられるレジメンから外挿して、化学療法が研究されている。レジメンには、5-フルオロウラシルシスプラチンマイトマイシンC、またはブレオマイシンのさまざまな併用が含まれている。 [6] [17] [18] 進行期または再発外陰がん患者の多くが高齢で共存症を有することから、これらの薬物の使用においては患者の耐容性が主な考慮事項である。医師は、適格患者に対して臨床試験への参加を提案すべきである。

現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。

最新の臨床試験

IVA期の外陰がんおよびIVB期の外陰がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Thomas GM, Dembo AJ, Bryson SC, et al.: Changing concepts in the management of vulvar cancer. Gynecol Oncol 42 (1): 9-21, 1991.[PUBMED Abstract]

  2. Homesley HD, Bundy BN, Sedlis A, et al.: Radiation therapy versus pelvic node resection for carcinoma of the vulva with positive groin nodes. Obstet Gynecol 68 (6): 733-40, 1986.[PUBMED Abstract]

  3. Kunos C, Simpkins F, Gibbons H, et al.: Radiation therapy compared with pelvic node resection for node-positive vulvar cancer: a randomized controlled trial. Obstet Gynecol 114 (3): 537-46, 2009.[PUBMED Abstract]

  4. Boronow RC, Hickman BT, Reagan MT, et al.: Combined therapy as an alternative to exenteration for locally advanced vulvovaginal cancer. II. Results, complications, and dosimetric and surgical considerations. Am J Clin Oncol 10 (2): 171-81, 1987.[PUBMED Abstract]

  5. Anderson JM, Cassady JR, Shimm DS, et al.: Vulvar carcinoma. Int J Radiat Oncol Biol Phys 32 (5): 1351-7, 1995.[PUBMED Abstract]

  6. van Doorn HC, Ansink A, Verhaar-Langereis M, et al.: Neoadjuvant chemoradiation for advanced primary vulvar cancer. Cochrane Database Syst Rev 3: CD003752, 2006.[PUBMED Abstract]

  7. Eifel PJ, Morris M, Burke TW, et al.: Prolonged continuous infusion cisplatin and 5-fluorouracil with radiation for locally advanced carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 59 (1): 51-6, 1995.[PUBMED Abstract]

  8. Landoni F, Maneo A, Zanetta G, et al.: Concurrent preoperative chemotherapy with 5-fluorouracil and mitomycin C and radiotherapy (FUMIR) followed by limited surgery in locally advanced and recurrent vulvar carcinoma. Gynecol Oncol 61 (3): 321-7, 1996.[PUBMED Abstract]

  9. Montana GS, Thomas GM, Moore DH, et al.: Preoperative chemo-radiation for carcinoma of the vulva with N2/N3 nodes: a gynecologic oncology group study. Int J Radiat Oncol Biol Phys 48 (4): 1007-13, 2000.[PUBMED Abstract]

  10. Moore DH, Thomas GM, Montana GS, et al.: Preoperative chemoradiation for advanced vulvar cancer: a phase II study of the Gynecologic Oncology Group. Int J Radiat Oncol Biol Phys 42 (1): 79-85, 1998.[PUBMED Abstract]

  11. Slevin NJ, Pointon RC: Radical radiotherapy for carcinoma of the vulva. Br J Radiol 62 (734): 145-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  12. Perez CA, Grigsby PW, Galakatos A, et al.: Radiation therapy in management of carcinoma of the vulva with emphasis on conservation therapy. Cancer 71 (11): 3707-16, 1993.[PUBMED Abstract]

  13. Russell AH, Mesic JB, Scudder SA, et al.: Synchronous radiation and cytotoxic chemotherapy for locally advanced or recurrent squamous cancer of the vulva. Gynecol Oncol 47 (1): 14-20, 1992.[PUBMED Abstract]

  14. Berek JS, Heaps JM, Fu YS, et al.: Concurrent cisplatin and 5-fluorouracil chemotherapy and radiation therapy for advanced-stage squamous carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 42 (3): 197-201, 1991.[PUBMED Abstract]

  15. Koh WJ, Wallace HJ 3rd, Greer BE, et al.: Combined radiotherapy and chemotherapy in the management of local-regionally advanced vulvar cancer. Int J Radiat Oncol Biol Phys 26 (5): 809-16, 1993.[PUBMED Abstract]

  16. Thomas G, Dembo A, DePetrillo A, et al.: Concurrent radiation and chemotherapy in vulvar carcinoma. Gynecol Oncol 34 (3): 263-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  17. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

  18. Cormio G, Loizzi V, Gissi F, et al.: Cisplatin and vinorelbine chemotherapy in recurrent vulvar carcinoma. Oncology 77 (5): 281-4, 2009.[PUBMED Abstract]

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再発外陰がん

治療と転帰は、再発部位および再発の範囲に左右される。 [1] 技術的に実施可能であれば、局所再発の根治的切除が検討される。 [2] 一部の患者には、症状緩和のための放射線療法が用いられる。局所に小さな再発を有する一部の患者では、化学療法を併用するまたは併用しない放射線療法により、かなりの無病期間が得られうる。 [3] [4] [5] 一次治療から2年以上経過して局所再発を来した場合には、放射線療法と手術とを併用すると、5年生存率は50%以上となる。 [6] [7]

転移性外陰がんの管理における標準治療アプローチはない。標準の化学療法は存在せず、化学療法の使用に関して記述した報告は逸話的である。 [8] しかしながら、主として肛門がんまたは子宮頸がんに用いられるレジメンから外挿して、化学療法が用いられているが、生存率または症状緩和が改善するという明確な証拠は得られていない。レジメンには、5-フルオロウラシルシスプラチンマイトマイシンC、またはブレオマイシンのさまざまな併用が含まれている。 [8] [9] 進行期または再発外陰がん患者の多くが高齢で共存症を有することから、これらの薬物の使用においては患者の耐容性が主な考慮事項である。医師は、適格患者に対して臨床試験への参加を提案すべきである。

現在実施中の臨床試験に関する情報は、NCIウェブサイトから入手することができる。

標準治療法の選択肢:

  1. 局所再発を来した患者には、広範囲局所切除に放射線療法の併用または非併用。
  2. 局所再発を来した患者には、広汎性外陰切除術および骨盤内容除去術。
  3. 放射線と殺細胞性化学療法の同時施行と場合によっては手術とを併用。 [4]

最新の臨床試験

再発外陰がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Piura B, Masotina A, Murdoch J, et al.: Recurrent squamous cell carcinoma of the vulva: a study of 73 cases. Gynecol Oncol 48 (2): 189-95, 1993.[PUBMED Abstract]

  2. Hopkins MP, Reid GC, Morley GW: The surgical management of recurrent squamous cell carcinoma of the vulva. Obstet Gynecol 75 (6): 1001-5, 1990.[PUBMED Abstract]

  3. Miyazawa K, Nori D, Hilaris BS, et al.: Role of radiation therapy in the treatment of advanced vulvar carcinoma. J Reprod Med 28 (8): 539-41, 1983.[PUBMED Abstract]

  4. Russell AH, Mesic JB, Scudder SA, et al.: Synchronous radiation and cytotoxic chemotherapy for locally advanced or recurrent squamous cancer of the vulva. Gynecol Oncol 47 (1): 14-20, 1992.[PUBMED Abstract]

  5. Thomas G, Dembo A, DePetrillo A, et al.: Concurrent radiation and chemotherapy in vulvar carcinoma. Gynecol Oncol 34 (3): 263-7, 1989.[PUBMED Abstract]

  6. Podratz KC, Symmonds RE, Taylor WF, et al.: Carcinoma of the vulva: analysis of treatment and survival. Obstet Gynecol 61 (1): 63-74, 1983.[PUBMED Abstract]

  7. Shimm DS, Fuller AF, Orlow EL, et al.: Prognostic variables in the treatment of squamous cell carcinoma of the vulva. Gynecol Oncol 24 (3): 343-58, 1986.[PUBMED Abstract]

  8. Eifel PJ, Berek JS, Markman MA: Cancer of the cervix, vagina, and vulva. In: DeVita VT Jr, Lawrence TS, Rosenberg SA: Cancer: Principles and Practice of Oncology. 9th ed. Philadelphia, Pa: Lippincott Williams & Wilkins, 2011, pp 1311-44.[PUBMED Abstract]

  9. van Doorn HC, Ansink A, Verhaar-Langereis M, et al.: Neoadjuvant chemoradiation for advanced primary vulvar cancer. Cochrane Database Syst Rev 3: CD003752, 2006.[PUBMED Abstract]

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本要約の変更点(01/26/2017)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

外陰がんに関する一般情報

新規症例数および死亡数の推定値に関する統計が2017年度用に更新された(引用、参考文献1としてAmerican Cancer Society)。

本要約はPDQ Adult Treatment Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ® - NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

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本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、外陰がんの治療について、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

外陰がんの治療に対する主要な査読者は以下の通りである:


    本要約の内容に関するコメントまたは質問は、NCIウェブサイトのEmail UsからCancer.govまで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

    証拠レベル

    本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Adult Treatment Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

    本要約の使用許可

    PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

    本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

    PDQ® Adult Treatment Editorial Board.PDQ Vulvar Cancer Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: http://www.cancer.gov/types/vulvar/hp/vulvar-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389203]

    本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

    免責条項

    入手可能な証拠の強さに基づき、治療選択肢は「標準」または「臨床評価段階にある」のいずれかで記載される場合がある。これらの分類は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手できる。

    お問い合わせ

    Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのEmail UsからもCancer.govに送信可能である。

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