ページの先頭へ

最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

腎細胞がんの治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2017-01-20
    翻訳更新日 : 2017-04-17

Renal Cell Cancer (PDQ®): Treatment PDQ Adult Treatment Editorial Board

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、腎がんの治療について、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。


本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

腎細胞がん

腎細胞がんに関する一般情報

発生率および死亡率

米国において、2017年に推定される腎細胞(腎臓および腎盂)がんの新規症例数および死亡数: [1]


  • 新規症例数:63,990。

  • 死亡数:14,400。

フォローアップと生存率

腎腺がんまたは副腎腫とも呼ばれる腎細胞がんは、腎および隣接する周囲の組織に限局している時点で診断され、治療されればしばしば治癒する。治癒の可能性は直接、病期または腫瘍進展の程度に左右される。所属リンパ節に腫瘍が転移、また、血管に浸潤していても、かなり多くの患者で生存期間が長く、治癒する可能性も十分にある。 [2] 遠隔転移がある場合、無病生存率は不良であるが;患者を選別し既知の腫瘍をすべて外科的切除することにより一命をとりとめることもある。大多数の患者は診断時、腫瘍が比較的限局しており外科的摘出が適用できるため、全腎細胞がん患者の約73%は5年間以上生存する。局所の進行性あるいは転移のある一部の腎細胞がんの患者は、無痛性の経過が数年にわたり続くこともある。ときに、初期治療後何年もしてからがんが再発することもある。

腎細胞がんは治療していないのに自然に腫瘍の退縮が認められたという報告がある数少ない腫瘍の1つであるが、これはきわめてまれなことであり、長期生存には結びつかない。

治療法

外科的切除は腎細胞がん治療の基本戦略である。播種性腫瘍についても、局所領域切除は原発腫瘍または異所性ホルモン産生の症状を一時的に緩和させるという点で重要な役割を果たしうる。インターフェロンやインターロイキンなどの全身治療は限定された有効性しか明らかにされていない。

関連する要約

腎細胞がんに関する情報を含む他のPDQ要約には以下のものがある:



参考文献
  1. American Cancer Society: Cancer Facts and Figures 2017. Atlanta, Ga: American Cancer Society, 2017. Available online. Last accessed January 13, 2017.[PUBMED Abstract]

  2. Sene AP, Hunt L, McMahon RF, et al.: Renal carcinoma in patients undergoing nephrectomy: analysis of survival and prognostic factors. Br J Urol 70 (2): 125-34, 1992.[PUBMED Abstract]

  3. National Cancer Institute: SEER Stat Fact Sheets: Kidney and Renal Pelvis Cancer. Bethesda, MD: National Cancer Institute, 2014. Available online. Last accessed December 8, 2016.[PUBMED Abstract]

 | 

腎細胞がんの細胞分類

腎細胞がんの約85%は腺がんで、この大半は近位尿細管由来である。残りはほとんどが腎盂の移行上皮細胞がんである。(詳しい情報については、腎盂と尿管の移行上皮がんの治療に関するPDQ要約を参照のこと。)腺がんは淡明細胞型がんと顆粒細胞型がんとに分類できる;しかしながら、この2つの細胞型が同時に存在する腫瘍もある。顆粒細胞型腫瘍の方が予後不良であることを明らかにしている研究者もいるが、定説とはなっていない。高分化腎腺がんと腎腺腫との識別は難しいことがある。診断は通常、腫瘍の大きさを基準に行えばよいが、転移は原発巣が0.5cmの病変でもみられることがあるため、病変の大きさだけで治療の方法を決定すべきではない。

 | 

腎細胞がんの病期情報

腎細胞がんの病期分類システムは腎以外に腫瘍が拡がる程度に基づく。 [1] [2] [3] 腫瘍が腎組織に限局する場合は、血管への浸潤が必ずしも予後不良の徴候であるとは限らない。肝機能検査で異常な結果が出るのは、腫瘍の摘出により寛解が得られる腫瘍随伴症候群に起因している場合もあり、この種の結果は必ずしも転移性腫瘍の存在を示すものではない。コンピュータ断層撮影(CT)検査で確認が難しい場合、またはヨード性造影剤が禁忌の場合を除き、CTスキャンは腎の腫瘤を発見するのに磁気共鳴映像法(MRI)と同等か、またはより優れている。 [4]

TNMの定義

米国がん合同委員会は、腎細胞がんを定義するためにTNM分類による病期判定を指定している。 [5]

表1.原発腫瘍(T)a

aAJCCから許諾を得て転載:Kidney.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.
TX 原発腫瘍の評価が不可能。
T0 原発腫瘍を認めない。
T1 腫瘍の最大径が7cm以下で、腎に限局している。
T1a 腫瘍の最大径が4 cm以下で、腎に限局している。
T1b 腫瘍の最大径が4cmを超えるが7cm以下で、腎に限局している。
T2 腫瘍の最大径が7cmを超え、腎に限局している。
T2a 腫瘍の最大径が7cmを超えるが10cm以下で、腎に限局している。
T2b 腫瘍が10cmを超え、腎に限局している。
T3 腫瘍が主静脈または腎周囲組織に進展しているが、同側の副腎およびジェロタ筋膜の外側には浸潤していない。
T3a 腫瘍が腎静脈または分節の(筋肉を含む)枝に大きく進展しているか、もしくは腎周囲および/または腎洞脂肪に浸潤しているが、ジェロタ筋膜の外側には浸潤していない。
T3b 腫瘍が横隔膜下の大静脈に大きく進展している。
T3c 腫瘍が横隔膜上の大静脈に大きく進展しているか、または大静脈壁に浸潤している。
T4 腫瘍がジェロタ筋膜の外側に浸潤している(同側副腎への隣接浸潤を含む)。


表2.所属リンパ節(N)a

aAJCCから許諾を得て転載:Kidney.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.
NX 所属リンパ節の評価が不可能。
N0 所属リンパ節に転移を認めない。
N1 所属リンパ節に転移を認める。


表3.遠隔転移(M)a

aAJCCから許諾を得て転載:Kidney.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.
M0 遠隔転移を認めない。
M1 遠隔転移を認める。


表4.解剖学的病期/予後グループa

病期 T N M
aAJCCから許諾を得て転載:Kidney.In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual.7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.
I T1 N0 M0
II T2 N0 M0
III T1またはT2 N1 M0
T3 N0またはN1 M0
IV T4 すべてのN M0
すべてのT すべてのN M1



参考文献
  1. Bassil B, Dosoretz DE, Prout GR Jr: Validation of the tumor, nodes and metastasis classification of renal cell carcinoma. J Urol 134 (3): 450-4, 1985.[PUBMED Abstract]

  2. Golimbu M, Joshi P, Sperber A, et al.: Renal cell carcinoma: survival and prognostic factors. Urology 27 (4): 291-301, 1986.[PUBMED Abstract]

  3. Robson CJ, Churchill BM, Anderson W: The results of radical nephrectomy for renal cell carcinoma. J Urol 101 (3): 297-301, 1969.[PUBMED Abstract]

  4. Consensus conference. Magnetic resonance imaging. JAMA 259 (14): 2132-8, 1988.[PUBMED Abstract]

  5. Kidney. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.[PUBMED Abstract]

 | 

治療法選択肢の概要

現行の治療法では、I期の患者の50%以上が治癒するが、IV期の患者における成績はきわめて不良である。このことから、新たに腎細胞がんを診断された患者はいずれも、可能であれば臨床試験に組み入れるのに適しているといえる。

 | 

I期の腎細胞がん

I期の腎細胞がんは、米国がん合同委員会のTNM分類により、以下のように定義される:


  • T1、N0、M0

外科的切除は、I期の腎細胞がんに対して認められた、しばしば治癒可能な治療法である。切除術には単純切除術または根治的切除術がある。根治的切除術とは、腎、副腎、腎周囲脂肪およびジェロタ筋膜摘出であり、場合によっては所属リンパ節の郭清も実施する。根治的手術の方が良好な結果が得られると考える外科医もいる。手術に適さない患者では、外照射療法(EBRT)または動脈塞栓術により緩和が得られる。両側の腎臓にI期の(同時性または異時性)がんがある場合、技術的に可能であれば、両側腎部分切除術または片側腎部分切除術とともに対側根治的腎摘出術を実施することが、人工透析または移植を必要とする両側腎摘出術に代わる方法として望ましい。 [2] 選別された患者では部分切除術で根治可能であることが、ますます多くの証拠により示唆されている。ただし、病理医による腎実質切除断端の凍結切片、および全標本の検査がなされるべきである。 [3]

標準治療法の選択肢:

  1. 根治的腎摘出術。 [4]
  2. 単純腎摘出術。 [4]
  3. 腎部分切除術(選択された患者)。 [2] [4]
  4. EBRT(症状緩和)。 [4]
  5. 動脈塞栓術(症状緩和)。 [4] [5]
  6. 臨床試験。

最新の臨床試験

I期の腎細胞がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Kidney. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.[PUBMED Abstract]

  2. Novick AC, Streem S, Montie JE, et al.: Conservative surgery for renal cell carcinoma: a single-center experience with 100 patients. J Urol 141 (4): 835-9, 1989.[PUBMED Abstract]

  3. Thrasher JB, Robertson JE, Paulson DF: Expanding indications for conservative renal surgery in renal cell carcinoma. Urology 43 (2): 160-8, 1994.[PUBMED Abstract]

  4. deKernion JB, Berry D: The diagnosis and treatment of renal cell carcinoma. Cancer 45 (7 Suppl): 1947-56, 1980.[PUBMED Abstract]

  5. Swanson DA, Wallace S, Johnson DE: The role of embolization and nephrectomy in the treatment of metastatic renal carcinoma. Urol Clin North Am 7 (3): 719-30, 1980.[PUBMED Abstract]

 | 

II期の腎細胞がん

II期の腎細胞がんは、米国がん合同委員会のTNM分類により、以下のように定義される:


  • T2、N0、M0

根治的切除は、II期の腎細胞がんに対して認められた、しばしば治癒可能な治療法である。この手術は、腎、副腎、腎周囲脂肪およびジェロタ筋膜の摘出であり、場合によっては所属リンパ節の郭清も実施する。 [2] リンパ節郭清術が一般的に行われているが、この有効性はまだ確認されていない。腎摘出術の前または後に外照射療法(EBRT)が実施されているが、この方が手術のみの治療の結果より生存率を改善するという確実な証拠はない;しかしながら、さらに進展した腫瘍では患者を選別すれば有益であろう。手術に適さない場合は、動脈塞栓術により一時緩和が得られる。

標準治療法の選択肢:

  1. 根治的腎摘出術。 [3]
  2. 腎摘出術の前または後にEBRT(選択された患者)。 [3]
  3. 腎部分切除術(選択された患者)。 [3]
  4. EBRT(症状緩和)。 [3]
  5. 動脈塞栓術(症状緩和)。
  6. 臨床試験。

最新の臨床試験

II期の腎細胞がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Kidney. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.[PUBMED Abstract]

  2. Phillips E, Messing EM: Role of lymphadenectomy in the treatment of renal cell carcinoma. Urology 41 (1): 9-15, 1993.[PUBMED Abstract]

  3. deKernion JB, Berry D: The diagnosis and treatment of renal cell carcinoma. Cancer 45 (7 Suppl): 1947-56, 1980.[PUBMED Abstract]

 | 

III期の腎細胞がん

III期の腎細胞がんは、米国がん合同委員会のTNM分類により、以下のように定義される:


  • T1またはT2、N1、M0

  • T3、N0またはN1、M0

病変が以下の分類を有する患者の治療情報:


  • T3a、N0、M0

根治的切除は、III期の腎細胞がんに対して認められた、しばしば治癒可能な治療法である。この手術は、腎、副腎、腎周囲脂肪およびジェロタ筋膜の摘出であり、場合によっては所属リンパ節の郭清も実施する。 [2] リンパ節郭清術が一般的に行われているが、この有効性はまだ確認されていない。腎摘出術の前または後に外照射療法(EBRT)が実施されているが、この方が手術のみの治療の結果より生存率を改善するという確実な証拠はない;しかしながら、さらに進展した腫瘍では患者を選別すれば有益であろう。手術に適さない場合は、動脈塞栓術により一時緩和が得られる。両側の腎臓にT3a期の(同時性または異時性)がんがある場合、技術的に可能であれば、両側腎部分切除術または片側腎部分切除術とともに対側根治的腎摘出術を実施することが、人工透析または移植を必要とする両側腎摘出術に代わる方法として望ましい。 [3]

病変が以下の分類を有する患者の治療情報:


  • T3b、N0、M0

根治的切除は、この病期の腎細胞がんに対して認められた、しばしば治癒可能な治療法である。この手術は、腎、副腎、腎周囲脂肪およびジェロタ筋膜の摘出であり、場合によっては所属リンパ節の郭清も実施する。リンパ節郭清術が一般的に行われているが、この有効性はまだ確認されていない。手術は、腎静脈すべてと下大静脈の腫瘍塞栓すべてを摘出し、大静脈の一部をも摘出する必要がある。 [4] 腎摘出術の前または後にEBRTが実施されているが、この方が手術のみの治療の結果より生存率を改善するという確実な証拠はない;しかしながら、さらに進展した腫瘍では患者を選別すれば有益であろう。手術に適さない場合は、動脈塞栓術により一時緩和が得られる。対側腎に同時性または異時性腎細胞がんを併発している病期T3bのがんでは、技術的に可能であれば部分切除術が、人工透析または移植を伴う両側腎摘出術に代わる方法として望ましい。 [3] [5] [6]

病変が以下の分類の患者の治療情報:


  • T1、N1、M0

  • T2、N1、M0

  • T3、N1、M0

  • T3a、N1、M0

  • T3b、N1、M0

  • T3c、N1、M0

この病期の腎細胞がんは手術で治癒できるのはごくわずかである。根治的腎摘出術およびリンパ節郭清は必要である。術前および術後のEBRTの価値は証明されていないが、EBRTは手術に適さない患者の症状緩和のために用いられる。ゲルフォームなどの物質による腫瘍の動脈塞栓術は、腎摘出術の術中出血を軽減するために術前に用いるか、手術不能患者の一時緩和のために用いられる。

標準治療法の選択肢:

  1. T3bの腫瘍には、根治的腎摘出術と腎静脈切除、また必要であれば大静脈切除。 [4] 根治的腎摘出術とリンパ節郭清。
  2. 術前塞栓術および根治的腎摘出術を実施する。 [7] [8]
  3. EBRT(症状緩和)。 [7]
  4. 腫瘍塞栓術(症状緩和)。 [8]
  5. 症状緩和のため腎摘出術。
  6. 術前または術後のEBRTおよび根治的腎摘出術。 [7]
  7. 補助インターフェロンアルファを用いる臨床試験。

最新の臨床試験

III期の腎細胞がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Kidney. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.[PUBMED Abstract]

  2. Phillips E, Messing EM: Role of lymphadenectomy in the treatment of renal cell carcinoma. Urology 41 (1): 9-15, 1993.[PUBMED Abstract]

  3. Novick AC, Streem S, Montie JE, et al.: Conservative surgery for renal cell carcinoma: a single-center experience with 100 patients. J Urol 141 (4): 835-9, 1989.[PUBMED Abstract]

  4. Hatcher PA, Anderson EE, Paulson DF, et al.: Surgical management and prognosis of renal cell carcinoma invading the vena cava. J Urol 145 (1): 20-3; discussion 23-4, 1991.[PUBMED Abstract]

  5. deKernion JB: Management of renal adenocarcinoma. In: deKernion JB, Paulson DF, eds.: Genitourinary Cancer Management. Philadelphia, Pa: Lea and Febiger, 1987, pp 187-217.[PUBMED Abstract]

  6. Angermeier KW, Novick AC, Streem SB, et al.: Nephron-sparing surgery for renal cell carcinoma with venous involvement. J Urol 144 (6): 1352-5, 1990.[PUBMED Abstract]

  7. deKernion JB, Berry D: The diagnosis and treatment of renal cell carcinoma. Cancer 45 (7 Suppl): 1947-56, 1980.[PUBMED Abstract]

  8. Swanson DA, Wallace S, Johnson DE: The role of embolization and nephrectomy in the treatment of metastatic renal carcinoma. Urol Clin North Am 7 (3): 719-30, 1980.[PUBMED Abstract]

 | 

IV期および再発腎細胞がん

IV期の腎細胞がんは、米国がん合同委員会のTNM分類により、以下のように定義される:


  • T4、すべてのN、M0

  • すべてのT、すべてのN、M1

腎細胞がんの治療後、がんの進展、再発または再燃が認められる場合、組織学的細胞型または病期に関係なくいずれも予後は不良である。ほぼすべてのIV期腎細胞がん患者は治癒不能である。さらなる治療の問題点および選択は、以前の治療、再発の部位はもとより個々の患者の考慮事項など多くの因子に左右される。慎重に患者を選別することにより、特に初回治療後の無病期間が長ければ、限局性転移腫瘍の外科的切除は有益であろう。

局所療法

腫瘍塞栓術、外照射療法(EBRT)、および腎摘出術は、原発腫瘍または関連する異所性ホルモンまたはサイトカイン産生による症状の緩和の一助になりうる。転移性疾患を有する患者を対象とした2件のランダム化研究により、インターフェロンアルファ投与前に初回細胞減少性腎摘出術を受けた選択された患者において全生存(OS)の有益性が実証されている。 [2] [3] しかし、そのような手術の有益性は血管新生阻害剤などの標的療法が利用できる時代において評価されていない。

より大規模な研究で、246人の患者が腎摘出術とその後のインターフェロンアルファを受ける群またはインターフェロンアルファ単独を受ける群のいずれかにランダムに割り付けられた。 [2] OS期間中央値は、原発腫瘍が最初に切除された場合の11.1ヵ月(95%信頼区間[CI]、9.2-16.5)に対し、インターフェロンアルファ単独群では8.1ヵ月(95%CI、5.4-9.5;P = 0.05)であった。より小規模の研究では、適格基準が同じであった85人の患者がより大規模な研究と同じ治療にランダムに割り付けられた。 [3] インターフェロンアルファ投与前に腎摘出術を受けた患者のOS期間中央値が17ヵ月であったのに対し、インターフェロンアルファ単独を受けた患者のOS期間は7ヵ月であった(ハザード比[HR]、0.54;95%CI、0.31-0.94;P = 0.03)。

これらの研究は、Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)評価スケールに従ってパフォーマンスステータス(PS)が0~1で無症状またはごくわずかな症状にとどまる患者に限定された;これらの患者はまた術後免疫療法の候補者としても考えられた。 [2] [3] [証拠レベル:1iiA]細胞減少性腎摘出術(cytoreductive nephrectomy)の有益性が、その後インターフェロンアルファを受けない患者にまで及ぶかどうかは、検証されていない。

遠隔転移巣が1つ、または少数である患者の一部は、腎摘出術および転移腫瘍の外科的切除を実施することによって生存期間を延長できる。 [4] [5] [6] [7] [8] [9] 同様の結果は脳へ転移した患者にもみられた。 [10] 初回腎摘出術から転移腫瘍の発生までの間に長期無病期間があった患者では、この方法により治療的利益が得られる可能性は高いと考えられる。

抗血管新生療法および他の標的療法

一般的ながん、および特に腎細胞がんの生物学の理解が深まるにつれて、特異的成長経路を標的にした新薬が開発されるようになり、米国食品医薬品局(FDA)によって6つの新薬が承認された。承認された標的療法の2つは、細胞の成長、分裂、生存を制御するセリン/スレオニンプロテインキナーゼであるラパマイシンの哺乳類ターゲット(mTOR)をブロックする。

抗VEGF

ほとんどの淡明細胞型腎細胞がんに血管新生を刺激するサイトカインの構成的産生を引き起こす突然変異がみられたことを示す研究に基づいて、血管内皮増殖因子(VEGF)媒介経路を標的としたいくつかの薬物が開発された。これらの薬物のいくつかは複数のランダム化比較試験で淡明細胞型腎細胞がんの進行を有意に遅らせることが示されているが、どの薬物も従来の評価方法でOSにおける統計的に有意な増加をもたらしていない。これらの試験の多くは進行時のクロスオーバーが可能であり、場合によっては、患者は臨床試験を中止した後に生物活性が類似した他の薬物を利用できた。こうした事実から、OSの有益性を検出することはより困難となっている可能性がある。このため、臨床家にとって、これらの薬物による患者への真の有益性を判断することは困難である。FDAに承認された抗VEGF薬としては、3つの経口チロシンキナーゼ阻害薬:パゾパニブ、ソラフェニブ、およびスニチニブ;および1つの抗VEGFモノクローナル抗体(ベバシズマブ)の4つがある。アキシチニブは、比較的新しい、高度に選択的で、効力が強いVEGF受容体1、2、および3阻害薬であり、以前に1回の全身療法で失敗後の進行性腎細胞がんを治療するためにFDAにより承認されている。 [11]

スニチニブ

スニチニブおよびベバシズマブ + インターフェロンアルファの併用はそれぞれ、複数のランダム化比較試験においてインターフェロンアルファ単独よりも長期の無増悪生存率(PFS)をもたらしている。スニチニブは経口投与が可能なマルチキナーゼ阻害薬(VEGFR-1、VEGFR-2、PDGFR、c-Kit)である。全員が淡明細胞型腎がんであった未治療の患者750人を対象とした1件の第III相試験では、スニチニブインターフェロンアルファが比較された。 [12] 第一選択全身療法としてのスニチニブはPFS期間中央値が11ヵ月であったのに対し、インターフェロンアルファでは5ヵ月であった。進行に対するHRは0.42(95%CI、0.32-0.54;P < 0.001)であった。 [12] [証拠レベル:1iiDiii]しかしながら、OSを解析したところ、強力であるが統計的に有意ではない生存の改善傾向(26.4ヵ月 vs 21.8ヵ月、HR、0.82;95%CI、0.669-1.001;P = 0.051)が示された。 [13] [証拠レベル:1iiDiii]循環血液中のVEGF蛋白に結合し、中和するモノクローナル抗体の1つであるベバシズマブは、生物学的治療に不応性の淡明細胞型腎細胞がんを有する患者においてプラセボと比較した場合に、疾患の進行を遅らせた。 [14] 同様に、類似したデザインのランダム化比較試験2件において第一選択治療としてのベバシズマブ + インターフェロンアルファインターフェロンアルファ単独と比較して長期のPFSをもたらしたが、OSの延長はもたらさなかった。 [15] [16]

パゾパニブ

パゾパニブは経口投与が可能なマルチキナーゼ阻害薬(VEGFR-1、VEGFR-2、VEGFR-3、PDGFR、およびc-KIT)であり、進行性腎細胞がん患者の治療についても承認されている。 [17]

淡明細胞型腎細胞がんまたは淡明細胞型優位の腎細胞がんを有する患者435人が登録した1件の国際ランダム化プラセボ対照試験(VEG015192[NCT00334282])において、パゾパニブが評価された。 [18] 患者の半数近くが以前にサイトカイン療法を受けていたが、残りの患者は未治療であった。パゾパニブ群ではPFSが有意に延長され、9.2ヵ月となったのに対し、プラセボ群では4.2ヵ月であった。進行に対するHRは0.46(95%CI、0.34-0.62;P < 0.0001)で、奏効期間中央値は1年を超えた。

パゾパニブはまた、淡明細胞型成分を含む転移性腎細胞がんの患者1,110人が登録した1件のランダム化比較試験(NCT00720941)において、スニチニブと1:1の比率で比較された。 [19] 主要エンドポイントはPFSとされた。この研究は、パゾパニブの非劣性を評価するように検出力がもたせられていた。パゾパニブを投与された患者557人中336人(60%)およびスニチニブを投与された患者553人中323人(58%)で疾患進行が認められたときに、結果が報告された。PFS期間中央値はパゾパニブ群の患者で8.4ヵ月、スニチニブ群の患者で9.5ヵ月であった(HR、1.05;CI、0.9-1.22)。OSにおける差はみられなかった(HR、0.91;95%CI、0.76-1.08)。この研究ではQOLが比較されたが、投薬スケジュールに違いがあったため、この比較の解釈が困難になった。

その後の二重盲検ランダム化比較クロスオーバー試験で、スニチニブに続いて投与するパゾパニブとパゾパニブに続いて投与するスニチニブとが比較され、主要エンドポイントは一方の薬物よりも他方の薬物を支持する患者の好みとされた。 [20] 患者はスニチニブまたはパゾパニブのいずれかを10週間投与された後、2週間休薬してから、もう一方の薬物をさらに10週間投与された。2回目の10週間にわたる治療の終了時に好みが評価された。この研究デザインは、パゾパニブが支持されるようなバイアスがかかっていた可能性がある。

スニチニブの一般的な投与レジメンは、4週間投薬してから2週間休薬する6週間のサイクルであるが、このPatient Preference Study of Pazopanib Versus Sunitinib in Advanced or Metastatic Kidney Cancer(PISCES[NCT01064310])では、12週間よりもむしろ10週間の治療期間が選択された。この治療期間の変更のため、スニチニブの10週間の治療では、4週間投薬してから2週間休薬し、その後さらに4週間投薬された。パゾパニブに続いてスニチニブを投与する群に割り付けられた患者について、28日間、毎日スニチニブを投与された2回目の4週間にわたる投薬期間の終了時に治療の好みを評価した。その時点でスニチニブの副作用は最も重度になっていた。4週間の治療サイクルよりも6週間の治療サイクルの終了時に評価が実施されていれば、副作用の結果は大幅に軽減されるであろうと予想される。

また、最初にパゾパニブを受ける群に割り付けられた患者にとって2つの10週間の間に設定された2週間の休薬期間は真の治療休止であった;しかしながら、最初にスニチニブを受けた患者にとって、この2週間の休薬期間は実際には2回目の6週間の治療サイクルの完了に過ぎなかった。換言すれば、最初にパゾパニブに割り付けられた患者は2週間にわたって真に治療を休止し、薬物の好みはスニチニブによる毒性作用のピーク時に評価された;しかしながら、最初にスニチニブに割り付けられた患者はパゾパニブ開始前に真の治療の休止を受けておらず、スニチニブの副作用から回復する機会が少なかった可能性がある。

こうした制限にもかかわらず、70%の患者がパゾパニブを好み、22%の患者がスニチニブを好んだ(P < 0.001)。最初に受けた治療に関係なくパゾパニブを好んだ患者が多かった;しかしながら、その差は最初にパゾパニブを投与された患者(80% vs 11%)の方が最初にスニチニブを投与された患者(62% vs 32%)よりも大きかった。患者が好みに寄与したものとして挙げた主要な副作用は、下痢、健康関連QOL、疲労、食欲不振、味覚変化、吐き気と嘔吐、手足の痛み、胃痛、口腔および咽喉の痛みであった。パゾパニブを好んだ患者は好みの最も一般的な理由として疲労の少なさと全般的なQOLが優れていたことを挙げた。スニチニブを好んだ患者は好みの最も一般的な理由として下痢の少なさとQOLが優れていたことを挙げた。医師の好みはこの研究の副次エンドポイントであり、医師の61%がパゾパニブによる患者の治療の継続を望んだのに対し、スニチニブによる患者の治療の継続を望んだ医師は22%であった。

カボザンチニブ

カボザンチニブはMET、AXL、VEGF受容体チロシンキナーゼの経口阻害薬である。第I相試験が腎細胞がんに対する活性を示した後、第III相試験で658人の患者がカボザンチニブ(60mg/日)またはエベロリムス(10mg/日)の投与を受ける群にランダムに割り付けられた。 [21] 用量を減量されたのは、カボザンチニブの投与を受けた患者では60%であったのに対し、エベロリムスに割り付けられた患者では25%であり、グレード3または4の有害事象の発生率はカボザンチニブでは68%であったのに対し、エベロリムスでは58%であった。主な高グレードの有害事象はカボザンチニブでは高血圧(15%)、下痢(11%)、疲労(9%)であったのに対し、エベロリムスでは貧血(16%)、疲労(7%)、高血糖(5%)であった。

カボザンチニブの投与量の減量は主に下痢、手掌・足底発赤知覚不全症候群、疲労によるものであった。予定されていたOSの中間解析から、カボザンチニブの投与を受けた患者の方が生存期間が長い傾向が示されたが、これは中間解析での統計学的有意性について予め定義された境界を満たすものではなく、2薬について発表された生存曲線は交差した。発表の時点では、エベロリムスの生存期間中央値に達していなかった。PFSはカボザンチニブの方が長かった(中央値、7.4ヵ月 vs 3.8ヵ月;増悪または死亡のHR、0.58;95%CI、0.45-0.75、P < 0.001)。 [21]

アキシチニブ

アキシチニブは、第二選択全身療法として用いた場合に疾患の進行を遅らせることが示された。22の国の175ヵ所で実施された723人の患者を対象にしたランダム化比較試験では、スニチニブ(54%)、サイトカイン(35%)、ベバシズマブ + インターフェロン(8%)、またはテムシロリムス(3%)を用いた第一選択療法の治療中または治療後に進行した淡明細胞型成分を有する腎細胞がんに対する治療として、アキシチニブ vs ソラフェニブが評価された。 [11] [22] 主要エンドポイントはPFSで、アキシチニブ群の患者の88%およびソラフェニブ群の患者の90%において疾患が進行した際のデータが解析されたが、それぞれ、58%および59%が死亡していた。

PFS期間中央値はアキシチニブ群で8.3ヵ月およびソラフェニブ群で5.7ヵ月であった(HR、0.656;95%CI、0.552-0.779、片側ログランク検定を用いた進行死亡P < 0.0001および有意性に対するP値の閾値 < 0.025)。アキシチニブ群のOS期間中央値は20.1ヵ月であったのに対し、ソラフェニブ群では19.2ヵ月であった(HR、0.969;95%CI、0.80-1.17、P = 0.374)。しかしながら、第一選択療法としてサイトカインを投与された患者における有益性が最も大きく、アキシチニブ群のPFS期間中央値は12.2ヵ月、ソラフェニブ群で8.2ヵ月であった(P < 0.0001)一方、OS期間中央値はアキシチニブ群で29.4ヵ月、ソラフェニブ群で27.8ヵ月であった(HR、0.81;95%CI、0.55-1.19;P = 0.144)。対照的に、以前にスニチニブを投与された患者では、アキシチニブはソラフェニブと比べてPFSを2.1ヵ月延長させた(6.5ヵ月 vs 4.4ヵ月、片側検定のP = 0.002)が、OS期間中央値はほぼ同じであった:アキシチニブ群で15.2ヵ月、ソラフェニブ群で16.5ヵ月(HR、1.0;95%CI、0.782-1.270;P = 0.49)。 [22]

アキシチニブ群では投与量増量要素を含んでおり、低用量に耐えた患者のみがその後により高用量を投与されたため、アキシチニブとソラフェニブのレジメンの毒性作用の比較は複雑である。アキシチニブ投与群では高血圧、吐き気、発声障害、および甲状腺機能低下がよくみられ、ソラフェニブ投与群では手掌・足底発赤知覚不全、脱毛、および発疹がよくみられた。 [11] [22]

ソラフェニブ

ソラフェニブは経口投与が可能なマルチキナーゼ阻害薬(cRAF、bRAF、KIT、FLT-3、VEGFR-2、VEGFR-3、およびPDGFR-β)であり、進行性腎細胞がん患者の治療についても承認されている。 [17]

PFSおよびOSを主要エンドポイントとした1件の国際多施設ランダム化試験において、Memorial Sloan-Kettering Cancer Centerの予後に関するリスク分類および国により層別化された769人の患者がソラフェニブ(400mg、1日2回)またはプラセボ投与にランダムに割り付けられた。研究では両治療群で患者の約82%が、以前にIL-2および/またはインターフェロンアルファを投与されていた。ソラフェニブにランダムに割り付けられた患者に対するPFS期間中央値が167日であったのに対し、プラセボ投与にランダムに割り付けられた患者では84日であった(P < 0.001)。プラセボと比較したソラフェニブによる増悪のリスクに対するHRの推定値は0.44(95%CI、0.35-0.55)であった。OSにおける有意差はみられなかった。 [17] [証拠レベル:1iDiii]その後、189人の患者がソラフェニブまたはインターフェロンアルファにランダムに割り付けられた第II相研究ではPFSにおける差は報告されなかった(5.7ヵ月 vs 5.6ヵ月)が、ソラフェニブ群ではインターフェロンアルファ群よりもQOLが良好であった。 [23]

mTOR阻害薬

テムシロリムス

静注されるmTOR阻害薬であるテムシロリムスは、中リスクおよび予後不良患者が登録した1件の第III相ランダム化比較試験においてインターフェロンアルファよりも長期のOSをもたらすことが示された。この試験にはさまざまなサブタイプの腎細胞がんを有する患者が登録され、淡明細胞型腎がんに限定されなかった。死亡に対するHRは0.73(95%CI、0.58–0.92、P = 0.008)であったことから、テムシロリムスは腎細胞がんに対してインターフェロンアルファよりも長期のOSをもたらすことが従来の統計学的解析を用いて明確に示された唯一の治療法となっている。 [24]

エベロリムス

エベロリムスは、1件の第III相二重盲検ランダム化プラセボ対照試験で評価されたmTOR阻害薬で、経口投与される。試験には、スニチニブ、ソラフェニブ、あるいはその両方の薬物による治療中、または治療中止後6ヵ月以内に進行した淡明細胞型成分を有する転移性腎細胞がん患者が登録した。PFS中央値はエベロリムス群で4.0ヵ月であったのに対し、プラセボ群では1.9ヵ月であった。 [25] OSにおける差は報告されなかった。

免疫療法

免疫チェックポイント阻害薬

ニボルマブ

ニボルマブは以前に血管新生阻害剤の投与を受けたことのある患者においてOSの延長を示した唯一の治療法である。ニボルマブはプログラム細胞死受容体1(PD-1)のリガンド活性化を遮断する完全ヒト抗体である。ニボルマブは、PD-1とPD-1リガンド1および2との相互作用を遮断することで、細胞性免疫反応を阻害する経路を遮断し、細胞免疫を回復させる。

0.3mg/kg、2mg/kg、または10mg/kgの用量を3週間ごとに投与した第II相試験 [26] でニボルマブについて有望な結果が得られ、用量反応性がないことが示された後、ランダム化比較試験でニボルマブ、3mg/kgを2週間ごととエベロリムス、1日10mgが比較された。 [27] 試験は、以前に1つまたは2つの血管新生阻害剤レジメンの投与を受けた転移性腎細胞がんで淡明細胞型成分を有する患者821人をランダムに割り付けた。客観的奏効率はニボルマブが25%であったのに対し、エベロリムスは5%であった(P < 0.001)。治療期間中央値はニボルマブが5.5ヵ月であったのに対し、エベロリムスは3.7ヵ月であり、PFSにおいて有意差は認められなかった(PFS中央値、ニボルマブ4.6ヵ月 vs エベロリムス4.4ヵ月)。しかし、OSはニボルマブの方が有意に長かった(OS中央値、25.0ヵ月 vs 19.6ヵ月;HR、0.73;98.5%CI、0.57-0.93)。 [27] このランダム化第II相試験で、生存期間中央値は、2mg/kgを3週間ごとの投与では25.5ヵ月であり、10mg/kgを3週間ごとの投与では24.7ヵ月であった。 [26] 第III相試験での3mg/kgを2週間ごとの用量が2mg/kgを3週間ごとの用量より優位性をもたらすかどうかは不明である;しかし、後者の用量ではかなりのコスト節減が得られる。

サイトカイン療法

インターフェロンアルファおよびインターロイキン2

インターフェロンアルファまたはインターロイキン-2(IL-2)を用いるサイトカイン療法は客観的反応を引き起こすことが示されており、選択された患者において生存にわずかに影響を及ぼすようである。適切に選択された患者におけるインターフェロンアルファの客観的奏効率は約15%である。 [28] 一般に、これらの患者には巨大でない肺転移または軟部組織転移があり、PSがきわめて良好(ECOG評価スケールで0~1の評点)で、患者に体重減少がみられない。良好な奏効率を報告している研究に用いたインターフェロンアルファの用量は中程度の範囲となっている(600-2,000万単位、週3回)。総計963人の患者を対象にしたランダム化試験6件のコクラン分析により、生存に対するHR 0.78(CI、0.67-0.90)または生存期間改善の加重平均2.6ヵ月が示された。 [28] [証拠レベル:1iiA]

大量IL-2投与の全奏効率はインターフェロンアルファとほぼ同じであるが、約5%の患者が持続的完全寛解を示している。 [29] [30] [31] [32] [33] [34] IL-2がより長期の生存をもたらすことを示したランダム化比較試験はない。大量のIL-2は、大量IL-2に適格な患者はごく少数(約5%)であるにもかかわらず、この治療が持続的完全寛解の誘導と関連している唯一の全身療法であるため、使用される。IL-2の適量は不明である。大量療法は高い奏効率と関連しているようであるが、副作用も多い。入院患者向けの低用量レジメンは、腎細胞がんに対する活性を有し、毒性作用(特に低血圧)が少ないが、生存またはQOLについてプラセボまたは代替レジメンに対する優位性を示していない。 [35] 外来患者を対象とする皮下投与も奏効が実証され、毒性作用も容認できる程度のものであるが、やはり生存またはQOLの有益性は不明である。 [36] IL-2とインターフェロンアルファとの併用が研究されているが、IL-2の単独大量または低用量投与より優れた治療成績は得られていない。 [37] [38]

化学療法

制がん剤を用いる化学療法の奏効率は一般的に、十分な数の患者を対象に試験を実施したレジメンではいずれも10%以下である。

治療法の選択肢

転移性疾患に対する治癒的療法がなく、標的療法も有望ではないため、患者について単独または併用療法を検証する現在実施中の多くの臨床試験を検討すべきであり、これには以下のものがある:

第一選択治療:

  1. 根治的腎摘出術(T4、M0の病変)。
  2. 細胞減少性腎摘出術(すべてのT、M1病変に対して)。 [2] [3]
  3. テムシロリムス。 [24]
  4. スニチニブ。 [12] [13] [19] [20]
  5. パゾパニブ。 [18] [19] [20]
  6. インターフェロンアルファを併用するまたは併用しないベバシズマブ。 [14] [15] [16] [39]
  7. インターフェロンアルファ。 [28] [38] [40] [41]
  8. IL-2。 [28] [34] [35]
  9. 症状緩和目的の外照射療法。

第二選択治療:

  1. ニボルマブ(以前にスニチニブ、パゾパニブ、ソラフェニブ、および/またはアキシチニブで治療されている患者に対して)。 [26]
  2. カボザンチニブ(以前にスニチニブ、パゾパニブ、ソラフェニブ、またはアキシチニブで治療されている患者に対して)。 [21]
  3. アキシチニブ。 [22]
  4. エベロリムス(以前にスニチニブおよび/またはソラフェニブで治療されている患者に対して)。 [25]
  5. ソラフェニブ。 [23] [42]
  6. 症状緩和目的の外照射療法。

最新の臨床試験

IV期の腎細胞がんおよび再発腎細胞がん患者を現在受け入れているNCI支援のがん臨床試験のリストを参照のこと(なお、このサイトは日本語検索に対応していない。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。臨床試験のリストは、場所、薬物、介入、他の基準によりさらに絞り込むことができる。

臨床試験に関する一般情報は、NCIウェブサイトからも入手することができる。


参考文献
  1. Kidney. In: Edge SB, Byrd DR, Compton CC, et al., eds.: AJCC Cancer Staging Manual. 7th ed. New York, NY: Springer, 2010, pp 479-89.[PUBMED Abstract]

  2. Flanigan RC, Salmon SE, Blumenstein BA, et al.: Nephrectomy followed by interferon alfa-2b compared with interferon alfa-2b alone for metastatic renal-cell cancer. N Engl J Med 345 (23): 1655-9, 2001.[PUBMED Abstract]

  3. Mickisch GH, Garin A, van Poppel H, et al.: Radical nephrectomy plus interferon-alfa-based immunotherapy compared with interferon alfa alone in metastatic renal-cell carcinoma: a randomised trial. Lancet 358 (9286): 966-70, 2001.[PUBMED Abstract]

  4. Murthy SC, Kim K, Rice TW, et al.: Can we predict long-term survival after pulmonary metastasectomy for renal cell carcinoma? Ann Thorac Surg 79 (3): 996-1003, 2005.[PUBMED Abstract]

  5. van der Poel HG, Roukema JA, Horenblas S, et al.: Metastasectomy in renal cell carcinoma: A multicenter retrospective analysis. Eur Urol 35 (3): 197-203, 1999.[PUBMED Abstract]

  6. Eggener SE, Yossepowitch O, Kundu S, et al.: Risk score and metastasectomy independently impact prognosis of patients with recurrent renal cell carcinoma. J Urol 180 (3): 873-8; discussion 878, 2008.[PUBMED Abstract]

  7. Kwak C, Park YH, Jeong CW, et al.: Metastasectomy without systemic therapy in metastatic renal cell carcinoma: comparison with conservative treatment. Urol Int 79 (2): 145-51, 2007.[PUBMED Abstract]

  8. Russo P, O'Brien MF: Surgical intervention in patients with metastatic renal cancer: metastasectomy and cytoreductive nephrectomy. Urol Clin North Am 35 (4): 679-86; viii, 2008.[PUBMED Abstract]

  9. Hofmann HS, Neef H, Krohe K, et al.: Prognostic factors and survival after pulmonary resection of metastatic renal cell carcinoma. Eur Urol 48 (1): 77-81; discussion 81-2, 2005.[PUBMED Abstract]

  10. Wroński M, Arbit E, Russo P, et al.: Surgical resection of brain metastases from renal cell carcinoma in 50 patients. Urology 47 (2): 187-93, 1996.[PUBMED Abstract]

  11. Rini BI, Escudier B, Tomczak P, et al.: Comparative effectiveness of axitinib versus sorafenib in advanced renal cell carcinoma (AXIS): a randomised phase 3 trial. Lancet 378 (9807): 1931-9, 2011.[PUBMED Abstract]

  12. Motzer RJ, Hutson TE, Tomczak P, et al.: Sunitinib versus interferon alfa in metastatic renal-cell carcinoma. N Engl J Med 356 (2): 115-24, 2007.[PUBMED Abstract]

  13. Motzer RJ, Hutson TE, Tomczak P, et al.: Overall survival and updated results for sunitinib compared with interferon alfa in patients with metastatic renal cell carcinoma. J Clin Oncol 27 (22): 3584-90, 2009.[PUBMED Abstract]

  14. Yang JC, Haworth L, Sherry RM, et al.: A randomized trial of bevacizumab, an anti-vascular endothelial growth factor antibody, for metastatic renal cancer. N Engl J Med 349 (5): 427-34, 2003.[PUBMED Abstract]

  15. Rini BI, Halabi S, Rosenberg JE, et al.: Bevacizumab plus interferon alfa compared with interferon alfa monotherapy in patients with metastatic renal cell carcinoma: CALGB 90206. J Clin Oncol 26 (33): 5422-8, 2008.[PUBMED Abstract]

  16. Escudier B, Pluzanska A, Koralewski P, et al.: Bevacizumab plus interferon alfa-2a for treatment of metastatic renal cell carcinoma: a randomised, double-blind phase III trial. Lancet 370 (9605): 2103-11, 2007.[PUBMED Abstract]

  17. Nexavar® [label information]. Rockville, Md: Center for Drug Evaluation and Research, FDA, 2007. Available online. Last accessed December 8, 2016.[PUBMED Abstract]

  18. Sternberg CN, Davis ID, Mardiak J, et al.: Pazopanib in locally advanced or metastatic renal cell carcinoma: results of a randomized phase III trial. J Clin Oncol 28 (6): 1061-8, 2010.[PUBMED Abstract]

  19. Motzer RJ, Hutson TE, Cella D, et al.: Pazopanib versus sunitinib in metastatic renal-cell carcinoma. N Engl J Med 369 (8): 722-31, 2013.[PUBMED Abstract]

  20. Escudier B, Porta C, Bono P, et al.: Randomized, controlled, double-blind, cross-over trial assessing treatment preference for pazopanib versus sunitinib in patients with metastatic renal cell carcinoma: PISCES Study. J Clin Oncol 32 (14): 1412-8, 2014.[PUBMED Abstract]

  21. Choueiri TK, Escudier B, Powles T, et al.: Cabozantinib versus Everolimus in Advanced Renal-Cell Carcinoma. N Engl J Med 373 (19): 1814-23, 2015.[PUBMED Abstract]

  22. Motzer RJ, Escudier B, Tomczak P, et al.: Axitinib versus sorafenib as second-line treatment for advanced renal cell carcinoma: overall survival analysis and updated results from a randomised phase 3 trial. Lancet Oncol 14 (6): 552-62, 2013.[PUBMED Abstract]

  23. Escudier B, Szczylik C, Hutson TE, et al.: Randomized phase II trial of first-line treatment with sorafenib versus interferon Alfa-2a in patients with metastatic renal cell carcinoma. J Clin Oncol 27 (8): 1280-9, 2009.[PUBMED Abstract]

  24. Hudes G, Carducci M, Tomczak P, et al.: Temsirolimus, interferon alfa, or both for advanced renal-cell carcinoma. N Engl J Med 356 (22): 2271-81, 2007.[PUBMED Abstract]

  25. Motzer RJ, Escudier B, Oudard S, et al.: Efficacy of everolimus in advanced renal cell carcinoma: a double-blind, randomised, placebo-controlled phase III trial. Lancet 372 (9637): 449-56, 2008.[PUBMED Abstract]

  26. Motzer RJ, Rini BI, McDermott DF, et al.: Nivolumab for Metastatic Renal Cell Carcinoma: Results of a Randomized Phase II Trial. J Clin Oncol 33 (13): 1430-7, 2015.[PUBMED Abstract]

  27. Motzer RJ, Escudier B, McDermott DF, et al.: Nivolumab versus Everolimus in Advanced Renal-Cell Carcinoma. N Engl J Med 373 (19): 1803-13, 2015.[PUBMED Abstract]

  28. Coppin C, Porzsolt F, Awa A, et al.: Immunotherapy for advanced renal cell cancer. Cochrane Database Syst Rev (1): CD001425, 2005.[PUBMED Abstract]

  29. Rosenberg SA, Lotze MT, Muul LM, et al.: A progress report on the treatment of 157 patients with advanced cancer using lymphokine-activated killer cells and interleukin-2 or high-dose interleukin-2 alone. N Engl J Med 316 (15): 889-97, 1987.[PUBMED Abstract]

  30. Fisher RI, Coltman CA Jr, Doroshow JH, et al.: Metastatic renal cancer treated with interleukin-2 and lymphokine-activated killer cells. A phase II clinical trial. Ann Intern Med 108 (4): 518-23, 1988.[PUBMED Abstract]

  31. Weiss GR, Margolin KA, Aronson FR, et al.: A randomized phase II trial of continuous infusion interleukin-2 or bolus injection interleukin-2 plus lymphokine-activated killer cells for advanced renal cell carcinoma. J Clin Oncol 10 (2): 275-81, 1992.[PUBMED Abstract]

  32. Rosenberg SA, Yang JC, Topalian SL, et al.: Treatment of 283 consecutive patients with metastatic melanoma or renal cell cancer using high-dose bolus interleukin 2. JAMA 271 (12): 907-13, 1994 Mar 23-30.[PUBMED Abstract]

  33. Fyfe G, Fisher RI, Rosenberg SA, et al.: Results of treatment of 255 patients with metastatic renal cell carcinoma who received high-dose recombinant interleukin-2 therapy. J Clin Oncol 13 (3): 688-96, 1995.[PUBMED Abstract]

  34. McDermott DF, Regan MM, Clark JI, et al.: Randomized phase III trial of high-dose interleukin-2 versus subcutaneous interleukin-2 and interferon in patients with metastatic renal cell carcinoma. J Clin Oncol 23 (1): 133-41, 2005.[PUBMED Abstract]

  35. Yang JC, Topalian SL, Parkinson D, et al.: Randomized comparison of high-dose and low-dose intravenous interleukin-2 for the therapy of metastatic renal cell carcinoma: an interim report. J Clin Oncol 12 (8): 1572-6, 1994.[PUBMED Abstract]

  36. Sleijfer DT, Janssen RA, Buter J, et al.: Phase II study of subcutaneous interleukin-2 in unselected patients with advanced renal cell cancer on an outpatient basis. J Clin Oncol 10 (7): 1119-23, 1992.[PUBMED Abstract]

  37. Atkins MB, Sparano J, Fisher RI, et al.: Randomized phase II trial of high-dose interleukin-2 either alone or in combination with interferon alfa-2b in advanced renal cell carcinoma. J Clin Oncol 11 (4): 661-70, 1993.[PUBMED Abstract]

  38. Negrier S, Perol D, Ravaud A, et al.: Medroxyprogesterone, interferon alfa-2a, interleukin 2, or combination of both cytokines in patients with metastatic renal carcinoma of intermediate prognosis: results of a randomized controlled trial. Cancer 110 (11): 2468-77, 2007.[PUBMED Abstract]

  39. Escudier B, Bellmunt J, Négrier S, et al.: Phase III trial of bevacizumab plus interferon alfa-2a in patients with metastatic renal cell carcinoma (AVOREN): final analysis of overall survival. J Clin Oncol 28 (13): 2144-50, 2010.[PUBMED Abstract]

  40. Pyrhönen S, Salminen E, Ruutu M, et al.: Prospective randomized trial of interferon alfa-2a plus vinblastine versus vinblastine alone in patients with advanced renal cell cancer. J Clin Oncol 17 (9): 2859-67, 1999.[PUBMED Abstract]

  41. Interferon-alpha and survival in metastatic renal carcinoma: early results of a randomised controlled trial. Medical Research Council Renal Cancer Collaborators. Lancet 353 (9146): 14-7, 1999.[PUBMED Abstract]

  42. Escudier B, Eisen T, Stadler WM, et al.: Sorafenib in advanced clear-cell renal-cell carcinoma. N Engl J Med 356 (2): 125-34, 2007.[PUBMED Abstract]

 | 

本要約の変更点(01/20/2017)

PDQがん情報要約は定期的に見直され、新情報が利用可能になり次第更新される。本セクションでは、上記の日付における本要約最新変更点を記述する。

腎細胞がんに関する一般情報

新規症例数および死亡数の推定値に関する統計が2017年度用に更新された(引用、参考文献1としてAmerican Cancer Society)。

本要約はPDQ Adult Treatment Editorial Boardが作成と内容の更新を行っており、編集に関してはNCIから独立している。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたはNIHの方針声明を示すものではない。PDQ要約の更新におけるPDQ編集委員会の役割および要約の方針に関する詳しい情報については、本PDQ要約についておよびPDQ® - NCI's Comprehensive Cancer Databaseを参照のこと。

 | 

本PDQ要約について

本要約の目的

医療専門家向けの本PDQがん情報要約では、腎がんの治療について、包括的な、専門家の査読を経た、そして証拠に基づいた情報を提供する。本要約は、がん患者を治療する臨床家に情報を与え支援するための情報資源として作成されている。これは医療における意思決定のための公式なガイドラインまたは推奨事項を提供しているわけではない。

査読者および更新情報

本要約は編集作業において米国国立がん研究所(NCI)とは独立したPDQ Adult Treatment Editorial Boardにより定期的に見直され、随時更新される。本要約は独自の文献レビューを反映しており、NCIまたは米国国立衛生研究所(NIH)の方針声明を示すものではない。

委員会のメンバーは毎月、最近発表された記事を見直し、記事に対して以下を行うべきか決定する:


  • 会議での議論、

  • 本文の引用、または

  • 既に引用されている既存の記事との入れ替え、または既存の記事の更新。

要約の変更は、発表された記事の証拠の強さを委員会のメンバーが評価し、記事を本要約にどのように組み入れるべきかを決定するコンセンサス過程を経て行われる。

腎細胞がんの治療に対する主要な査読者は以下の通りである:


    本要約の内容に関するコメントまたは質問は、NCIウェブサイトのEmail UsからCancer.govまで送信のこと。要約に関する質問またはコメントについて委員会のメンバー個人に連絡することを禁じる。委員会のメンバーは個別の問い合わせには対応しない。

    証拠レベル

    本要約で引用される文献の中には証拠レベルの指定が記載されているものがある。これらの指定は、特定の介入やアプローチの使用を支持する証拠の強さを読者が査定する際、助けとなるよう意図されている。PDQ Adult Treatment Editorial Boardは、証拠レベルの指定を展開する際に公式順位分類を使用している。

    本要約の使用許可

    PDQは登録商標である。PDQ文書の内容は本文として自由に使用できるが、完全な形で記し定期的に更新しなければ、NCI PDQがん情報要約とすることはできない。しかし、著者は“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks succinctly: 【本要約からの抜粋を含める】.”のような一文を記述してもよい。

    本PDQ要約の好ましい引用は以下の通りである:

    PDQ® Adult Treatment Editorial Board.PDQ Renal Cell Cancer Treatment.Bethesda, MD: National Cancer Institute.Updated <MM/DD/YYYY>.Available at: http://www.cancer.gov/types/kidney/hp/kidney-treatment-pdq.Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389256]

    本要約内の画像は、PDQ要約内での使用に限って著者、イラストレーター、および/または出版社の許可を得て使用されている。PDQ情報以外での画像の使用許可は、所有者から得る必要があり、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)が付与できるものではない。本要約内のイラストの使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともにVisuals Online(2,000以上の科学画像を収蔵)で入手できる。

    免責条項

    入手可能な証拠の強さに基づき、治療選択肢は「標準」または「臨床評価段階にある」のいずれかで記載される場合がある。これらの分類は、保険払い戻しの決定基準として使用されるべきものではない。保険の適用範囲に関する詳しい情報については、Cancer.govのManaging Cancer Careページで入手できる。

    お問い合わせ

    Cancer.govウェブサイトについての問い合わせまたはヘルプの利用に関する詳しい情報は、Contact Us for Helpページに掲載されている。質問はウェブサイトのEmail UsからもCancer.govに送信可能である。

     |