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最新の研究成果に基づいて定期的に更新している、
科学的根拠に基づくがん情報の要約です。

卵巣低悪性度腫瘍の治療(PDQ®)

  • 原文更新日 : 2015-07-02
    翻訳更新日 : 2017-02-17

 このPDQがん情報要約では、卵巣低悪性度腫瘍の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

 PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

卵巣低悪性度腫瘍についての一般的な情報

卵巣低悪性度腫瘍は、卵巣の表面を覆う組織の中に異常な細胞ができる疾患です。

卵巣低悪性度腫瘍では、通常はがん化しないもののその可能性のある異常な 細胞が発生します。この疾患の病変が卵巣外に拡がることは通常はありません。この疾患の病変が片方の卵巣に発見された場合には、もう一方の卵巣も疾患の徴候がないか入念に調べるべきです。

卵巣は女性の生殖系に属する左右一対の臓器です。卵巣は骨盤内にあり、子宮胎児の成長の場となる洋ナシのような形をした中空の臓器)の左右に1つずつあります。卵巣の大きさはアーモンドと同じくらいで、その形状も似ています。卵巣は卵子を産生するとともに、女性ホルモンを分泌しています。

女性生殖系の解剖図:図は、子宮、子宮筋層(子宮の外側の筋層)、子宮内膜(子宮内腔を覆う膜)、卵巣、卵管、子宮頸部、膣を示している。



女性生殖系の解剖図。女性生殖系の臓器には、子宮、卵巣、卵管、子宮頸部、膣などが含まれます。子宮には、子宮筋層と呼ばれる筋肉の外層と子宮内膜と呼ばれる内膜があります。



卵巣低悪性度腫瘍の徴候と症状には、腹部の痛みと腫れなどがあります。

卵巣低悪性度腫瘍では、初期徴候や症状が現れない場合があります。以下のような徴候や症状がみられることもあります:


ただし、他の病態が原因となって、これらの徴候や症状が生じる場合もあります。これらが悪化する場合や、自然に治らない場合には、担当の医師にご確認ください。

卵巣低悪性度腫瘍の発見、診断、病期分類には、卵巣を調べる検査法が用いられます。

以下のような検査法や手技が用いられます:


  • 身体診察と病歴 聴取:しこりなどの通常みられない疾患の徴候に注意しながら、総体的に身体を調べる診察法。患者さんの健康習慣、過去の病歴、治療歴なども調べます。

  • 内診 子宮頸部、子宮、卵管、卵巣、直腸を調べる診察法。膣鏡を膣内に挿入して、医師や看護師が膣や子宮頸部にがんの徴候がないか調べます。通常はここで、子宮頸部のパパニコロウ試験が行われます。医師または看護師が、手袋をはめて潤滑剤を塗った片方の手の指を1~2本膣内に挿入し、もう片方の手を下腹部に置いて、子宮と卵巣の大きさ、形、位置などを手と指の感触で調べます。さらに医師または看護師は、手袋をはめて潤滑剤を塗った指を直腸内にも挿入し、しこりや異常な部分がないかを指の感触で調べていきます。

    内診:図は、内診時の女性生殖器を側面から見た解剖図を示す。子宮、左卵管、左卵巣、子宮頸部、膣、膀胱、直腸が示されている。医師または看護師が手袋をはめて、片手の2本の指を膣内に挿入し、もう一方の手で上から下腹部を押している様子が示されている。左上の図では、ドレープで覆われた女性が診察台の上で足を足置きに乗せて両脚を開いている。
    
    


    内診。医師または看護師が、手袋をはめて潤滑剤を塗った片手の指を1~2本膣内に挿入し、もう一方の手で上から下腹部を押しています。この診察は、子宮と卵巣の大きさ、形状、位置を触って調べるために行われます。膣、子宮頸部、卵管、直腸も調べられます。




  • 超音波検査:高エネルギーの音波(超音波)を内部の組織や臓器に反射させ、それによって生じたエコーを利用する検査法。このエコーを基にソノグラムと呼ばれる身体組織の画像が描出されます。この画像は後で見られるように印刷することもできます。

    腹部超音波検査:診察台の上で腹部超音波検査を受けている女性の様子が示されている。超音波検査士(超音波検査を実施するための訓練を受けた技師)は、患者の腹部表面で振動子(音波を発生させ、体内の組織で反射させる装置)を動かしている。コンピュータの画面にはソノグラム(コンピュータによる画像)が描画されている。
    
    


    腹部超音波検査。コンピュータに接続された超音波振動子を腹部表面で移動させます。超音波振動子から出た音波は体内の臓器および組織で反射してエコーを生じ、そのエコーからソノグラム(コンピュータ画像)が作成されます。



    経膣的超音波検査が行われることもあります。

    経膣的超音波検査:図は、経膣的超音波検査中の女性生殖器を側面から見た解剖図を示す。超音波プローブ(体内の組織に音波を反響させる装置)を膣内に挿入している様子が示されている。膀胱、子宮、右卵管、右卵巣も示されている。右上の図は、超音波検査士(超音波検査を実施するための訓練を受けた技師)が台の上で女性に検査を実施し、コンピュータの画面に患者の体内の組織が表示されているところである。
    
    


    経膣的超音波検査。コンピュータに接続された超音波プローブを膣内に挿入し穏やかに動かすことで、様々な臓器が表示されます。プローブから出た音波は体内の臓器や組織で反射してエコーを生じ、そのエコーからソノグラム(コンピュータ画像)が作成されます。




  • CTスキャン(CATスキャン):体内の領域を様々な角度から撮影して、精細な連続画像を作成する検査法。この画像はX線装置に接続されたコンピュータによって作成されます。臓器や組織をより鮮明に映し出すために、造影剤静脈内に注射したり、患者さんに造影剤を飲んでもらったりする場合もあります。この検査法はコンピュータ断層撮影法(CT)やコンピュータ体軸断層撮影法(CAT)とも呼ばれます。

  • CA125 測定 血液中のCA125の濃度を測定する検査法。CA125は、細胞によって血流中に放出される物質の1つです。CA125値の上昇は、がんやその他の病態の徴候として時折みられます。

  • 胸部X線検査:胸部の臓器と骨のX線検査。X線は放射線の一種で、これを人の体を通してフィルム上に照射すると、そのフィルム上に体内領域の画像が映し出されます。

  • 生検 :細胞や組織を採取する手技のことで、採取されたサンプルは病理医によって顕微鏡で観察され、がんの徴候がないか調べられます。通常、組織のサンプルは、腫瘍を摘出する手術中に採取されます。

特定の要因が予後(回復の見込み)や治療法の選択肢に影響を及ぼします。

予後回復の見込み)と治療の選択を左右する因子には以下のものがあります:


  • 病期(病変の存在範囲は卵巣の一部か卵巣全体か、あるいは体の他の部位にまで拡がっているか)。

  • 腫瘍を構成する細胞の種類。

  • 腫瘍の大きさ。

  • 患者さんの健康状態。

卵巣低悪性度腫瘍の患者さんでは、特に腫瘍が早期発見された場合に予後が良好です。

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卵巣低悪性度腫瘍の病期

卵巣低悪性度腫瘍の診断がついた後には、異常細胞の卵巣内での拡がりや他の部位への拡がりの有無を明らかにするために、さらに検査が行われます。

異常 細胞卵巣内での拡がりや他の部位への拡がりの有無を調べていくプロセスは、病期分類と呼ばれます。この過程で集められた情報を基にして病期が判定されます。治療計画を立てるためには病期を把握しておくことが重要です。病期を判定するために、いくつかの検査や処置が行われます。病期分類のために開腹術卵巣 組織を採取するために壁を切開する外科的手技)が行われる場合もあります。ほとんどの患者さんはI期の状態と診断されます。

卵巣低悪性度腫瘍では以下のような病期が用いられます:
I期

I期では、腫瘍が片側または両側の卵巣に認められます。I期はさらにIA期、IB期、IC期に分けられます。


  • IA期腫瘍が片側の卵巣の内部に認められる。

  • IB期腫瘍が両側の卵巣の内部に認められる。

  • IC期腫瘍が片側または両側の卵巣の内部に認められ、かつ以下のいずれかに該当する:
    • 腫瘍細胞が片側または両側の卵巣の外層に認められる;または

    • 卵巣の被膜(外膜)が破綻している(破れて開口している);または

    • 腹腔腹部 臓器の大半を収納している体)内に溜まった体液中、または腹膜(腹腔を覆っている組織)を洗浄した際の洗浄液中に腫瘍細胞が認められる。


II期

II期では、腫瘍が片側または両側の卵巣に認められ、さらに骨盤の他の部分に拡がっています。II期はさらにIIA期、IIB期、IIC期に分けられます。


  • IIA期腫瘍子宮または卵管(卵子が卵巣から子宮へと移動する際に通る細長い管)、あるいはその両方に拡がっている。

  • IIB期腫瘍骨盤内の他の組織に拡がっている。

  • IIC期腫瘍が片側または両側の卵巣の内部に認められ、さらに子宮または卵管、あるいはその両方に拡がっているか、骨盤内の他の組織に拡がっている。さらに、以下のいずれかに該当する:
    • 腫瘍細胞が片側または両側の卵巣の外層に認められる;または

    • 卵巣の被膜(外膜)が破綻している(破れて開口している);または

    • 腹腔腹部 臓器の大半を収納している体)内に溜まった体液中、または腹膜(腹腔を覆っている組織)を洗浄した際の洗浄液中に腫瘍細胞が認められる。


III期


腫瘍の大きさを日常の身近な物と比べた図:様々な腫瘍の大きさと豆、ピーナッツ、クルミ、ライムとを比較している。



豆、ピーナッツ、クルミ、ライムによって腫瘍の大きさを示しています。



III期では、腫瘍が、片側または両側の卵巣に認められ、さらに骨盤外の腹部の一部または近くのリンパ節、あるいはその両方に転移しています。III期はさらにIIIA期、IIIB期、IIIC期に分けられます。


また、腫瘍細胞肝臓の表面に拡がっている場合もIII期に分類されます。

IV期

IV期では、腫瘍 細胞腹部を超えて、または肝臓組織などの他の部分に転移しています。

また、腫瘍細胞が肺の周囲にある体液中に認められる場合もIV期に分類されます。

卵巣低悪性度腫瘍がIV期になることはほとんどありません。

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再発卵巣低悪性度腫瘍

卵巣低悪性度腫瘍は、治療が終了した後に再発する場合があります。腫瘍の再発は、もう一方の卵巣に起こることもあれば、体の他の部位に起こることもあります。

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治療選択肢の概要

卵巣低悪性度腫瘍の患者さんには様々な治療法が存在します。

卵巣低悪性度腫瘍の患者さんは様々な治療を受けることができます。そのなかには標準治療(現在使用されている治療法)もあれば、臨床試験において検証中のものもあります。治療法の臨床試験とは、既存の治療法を改良したり、がん腫瘍、関連病態のある患者さんのための新しい治療法について情報を集めたりすることを目的とした調査研究です。複数の臨床試験で現在の標準治療より新しい治療法のほうが良好であることが明らかになった場合は、その新しい治療法が標準治療となります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

標準治療として以下の2種類が用いられています:
手術

実施される手術(外科的に腫瘍を除去すること)の種類は、腫瘍の大きさと拡がりの程度、それに患者さん出産計画に応じて異なります。手術には以下のようなものがあります:


  • 片側付属器切除術:片側の卵巣と片側の卵管を切除する手術法。

  • 両側付属器切除術:両側の卵巣と両側の卵管を切除する手術法。

  • 子宮全摘出術と両側付属器切除術:子宮子宮頸部と両側の卵巣および卵管を摘出する手術法。なかでも、を介して子宮と子宮頸部を摘出する場合は、膣式 子宮摘出術と呼ばれます。腹部を大きく切開してそこから子宮と子宮頸部を摘出する場合は、腹式子宮全摘出術と呼ばれます。腹部を小さく切開してそこから腹腔鏡を用いて子宮と子宮頸部を摘出する場合は、腹腔鏡下子宮全摘術と呼ばれます。

    子宮摘出術:図は、卵巣、子宮、膣、卵管、子宮頸部などの女性生殖器の解剖図を示す。点線で示された部分は、子宮全摘出術、卵管卵巣摘除術を伴う子宮全摘出術、および広汎性子宮全摘術で切除される臓器と組織を示している。小さな図は、腹部で実施される2つの切開方法の位置を示す:下部横切開は恥骨のすぐ上で行い、縦切開は臍(へそ)と恥骨部分の間を切開する。
    
    


    子宮摘出術。子宮を単独でまたは他の臓器や組織と共に手術により切除します。子宮全摘出術では、子宮と子宮頸部が摘出されます。卵管卵巣摘除術を伴う子宮全摘出術では、(a)子宮と一方(片側)の卵巣および卵管が切除されるか、または(b)子宮と両方(両側)の卵巣および卵管が切除されます。広汎性子宮全摘術では、子宮、子宮頸部、両方の卵巣、両方の卵管、および周辺の組織が摘出されます。これらの手技は、下部横切開または縦切開を使用して実施されます。




  • 卵巣部分切除術:片側の卵巣の一部もしくは両側の卵巣の一部を摘出する手術法。

  • 大網切除術大網(腹壁を覆う組織の塊)を切除する手術法。

たとえ医師が手術の際に確認できる全ての病変を切除したとしても、患者さんによっては、残っている腫瘍細胞を全て死滅させることを目的として、術後に化学療法が実施される場合があります。このように腫瘍の再発リスクを低減させるために手術の後に行われる治療は、術後補助療法と呼ばれます。

化学療法

化学療法は、を用いてがん細胞を殺傷したりその細胞分裂を妨害したりすることによって、がんの増殖を阻止する治療法です。化学療法が経口投与や静脈内または筋肉内への注射によって行われる場合、投与された薬は血流に入って全身のがん細胞に到達します(全身化学療法)。脳脊髄液内や臓器内、もしくは腹腔などの体内に薬剤を直接注入する化学療法では、薬はその領域にあるがん細胞に集中的に作用します(局所化学療法)。化学療法の実施方法は、治療対象となるがんの種類と病期に応じて異なります。

この他にも新しい治療法が臨床試験で検証されています。

臨床試験に関する情報は、NCIのウェブサイトから入手することができます。

患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。

患者さんによっては、臨床試験に参加することが治療に関する最良の選択肢となる場合もあります。臨床試験は医学研究プロセスの一部を構成するものです。臨床試験は、新しいがんの治療法が安全かつ有効であるかどうか、あるいは標準治療よりも優れているかどうかを確かめることを目的に実施されます。

今日の疾患の標準治療の多くは以前に行われた臨床試験に基づくものです。臨床試験に参加する患者さんは、標準治療を受けることになる場合もあれば、新しい治療法を初めて受けることになる場合もあります。

患者さんが臨床試験に参加することは、将来のがんの治療法を改善することにもつながります。たとえ臨床試験が効果的な新しい治療法の発見につながらなくても、重要な問題に対する解答が得られる場合も多く、研究を前進させることにつながるのです。

患者さんは治療の開始前や開始後にでも臨床試験に参加することができます。

ただし一部には、まだ治療を受けたことのない患者さんだけを対象とする臨床試験もあります。一方、別の治療では状態が改善されなかった患者さんに向けた治療法を検証する試験もあります。疾患の再発を阻止したり、治療の副作用を軽減したりするための新しい方法を検証する臨床試験もあります。

臨床試験は米国各地で行われています。詳しくは、治療選択肢のセクションにある現在進行中の治療臨床試験へのリンクを参照してください。そこで検索された情報はNCIの臨床試験データベースのものです。

フォローアップ検査が必要となることもあります。

疾患の診断のために実施される検査のなかには、繰り返し行われるものがあります。治療の奏効の程度を確かめるために繰り返し行われる検査もあります。治療の継続、変更、中止などの決定はこうした検査の結果に基づいて判断されます。これはときに再病期分類と呼ばれます。

治療が終わってからも度々受けることになる検査もあります。こうした検査の結果から、患者さんの状態の変化やがんの再発(再び現れること)の有無を知ることができます。こうした検査はフォローアップ検査または定期検査と呼ばれることがあります。

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卵巣低悪性度腫瘍の治療選択肢

早期の卵巣低悪性度腫瘍(I期およびII期)

卵巣低悪性度腫瘍に対する標準治療手術です。用いられる手術法は通常、患者さんに将来の出産の予定があるかどうかに応じて異なります。

将来出産する予定のある患者さんの場合は、手術法は次のどちらかです:


将来出産する予定のない患者さんには、大抵の医師が、疾患の再発予防を目的とした残りの卵巣 組織を除去する手術を勧めます。

将来出産する予定のない患者さんでは、子宮摘出術や 両側付属器切除術による治療が可能です。

NCI支援のがん臨床試験リストから、I期の境界悪性卵巣表層上皮間質腫瘍II期の境界悪性卵巣表層上皮間質腫瘍の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

進行期の卵巣低悪性度腫瘍(III期およびIV期)

進行卵巣低悪性度腫瘍に対する治療法は、子宮摘出術両側付属器切除術大網切除術の実施となるでしょう。さらにリンパ節郭清が行われる場合もあります。

NCI支援のがん臨床試験リストから、III期の境界悪性卵巣表層上皮間質腫瘍IV期の境界悪性卵巣表層上皮間質腫瘍の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

再発卵巣低悪性度腫瘍

再発した卵巣低悪性度腫瘍の治療法には以下のようなものがあります:


NCI支援のがん臨床試験リストから、再発した境界悪性卵巣表層上皮間質腫瘍の患者さんを現在受け入れている臨床試験を調べることができます(なお、このサイトは日本語検索に対応しておりません。日本語でのタイトル検索は、こちらから)。試験の場所、治療のタイプ、薬剤の名前など、他の検索要素を用いて絞り込み検索を行うと、より具体的な結果が得られます。ご自身に適した臨床試験については、担当の医師にご相談ください。NCIのウェブサイトから臨床試験についての一般的な情報をご覧いただけます。

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卵巣低悪性度腫瘍についてさらに学ぶために

米国国立がん研究所が提供している一般的ながん情報とその他の資源については、以下をご覧ください:


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本PDQ要約について

PDQについて

PDQ(Physician Data Query:医師データ照会)は、米国国立がん研究所が提供する総括的ながん情報データベースです。PDQデータベースには、がんの予防や発見、遺伝学的情報、治療、支持療法、補完代替医療に関する最新かつ公表済みの情報を要約して収載しています。ほとんどの要約について、2つのバージョンが利用可能です。専門家向けの要約には、詳細な情報が専門用語で記載されています。患者さん向けの要約は、理解しやすい平易な表現を用いて書かれています。いずれの場合も、がんに関する正確かつ最新の情報を提供しています。また、ほとんどの要約はスペイン語版も利用可能です。

PDQはNCIが提供する1つのサービスです。NCIは、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の一部であり、NIHは連邦政府における生物医学研究の中心機関です。PDQ要約は独立した医学文献のレビューに基づいて作成されたものであり、NCIまたはNIHの方針声明ではありません。

本要約の目的

このPDQがん情報要約では、卵巣低悪性度腫瘍の治療に関する最新の情報を記載しています。患者さんとそのご家族および介護者に情報を提供し、支援することを目的としています。医療に関する決定を行うための正式なガイドラインや推奨を示すものではありません。

査読者および更新情報

PDQがん情報要約は、編集委員会が作成し、最新の情報に基づいて更新しています。編集委員会はがんの治療やがんに関する他の専門知識を有する専門家によって構成されています。要約は定期的に見直され、新しい情報があれば更新されます。各要約の日付("最終更新日")は、直近の更新日を表しています。

患者さん向けの本要約に記載された情報は、専門家向けバージョンより抜粋したものです。専門家向けバージョンは、PDQ Adult Treatment Editorial Boardが定期的に見直しを行い、必要に応じて更新しています。

臨床試験に関する情報

臨床試験とは、例えば、ある治療法が他の治療法より優れているかどうかなど、科学的疑問への答えを得るために実施される研究のことです。臨床試験は、過去の研究結果やこれまでに実験室で得られた情報に基づき実施されます。各試験では、がんの患者さんを助けるための新しくかつより良い方法を見つけ出すために、具体的な科学的疑問に答えを出していきます。治療臨床試験では、新しい治療法の影響やその効き目に関する情報を収集します。新しい治療法がすでに使用されている治療法よりも優れていることが臨床試験で示された場合、その新しい治療法が「標準」となる可能性があります。患者さんは臨床試験への参加を検討してもよいでしょう。臨床試験の中にはまだ治療を始めていない患者さんのみを対象としているものもあります。

PDQには臨床試験のリストが掲載されており、NCIのウェブサイトから臨床試験を検索することができます。また、PDQには、臨床試験に参加している多数のがん専門医のリストも掲載されています。より詳細な情報については、Cancer Information Service(+1-800-4-CANCER [+1-800-422-6237])にお問い合わせください。

本要約の使用許可について

PDQは登録商標です。PDQ文書の内容は本文として自由に使用することができますが、要約全体を示し、かつ定期的に更新を行わなければ、NCIのPDQがん情報要約としては認められません。しかしながら、“NCI's PDQ cancer information summary about breast cancer prevention states the risks in the following way:【ここに本要約からの抜粋を記載する】.”のような一文を書くことは許可されます。

本PDQ要約を引用する最善の方法は以下の通りです:

PDQ® Adult Treatment Editorial Board. PDQ Ovarian Low Malignant Potential Tumors Treatment. Bethesda, MD: National Cancer Institute. Updated <MM/DD/YYYY>. Available at: http://www.cancer.gov/types/ovarian/patient/ovarian-low-malignant-treatment-pdq. Accessed <MM/DD/YYYY>.[PMID: 26389247]

本要約内の画像は、著者やイラストレーター、出版社より、PDQ要約内での使用に限定して、使用許可を得ています。PDQ要約から、その要約全体を使用せず画像のみを使用したい場合には、画像の所有者から許可を得なければなりません。その許可はNCIより与えることはできません。本要約内の画像の使用に関する情報は、多くの他のがん関連画像とともに、Visuals Onlineで入手可能です。Visuals Onlineには、2,000以上の科学関連の画像が収載されています。

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